ホビーセンターカトー

ホビーセンターカトー：鉄道模型愛好家の楽園

株式会社ホビーセンターカトーは、鉄道模型の販売を専門とする会社です。東京都新宿区と京都府京都市に店舗を展開しており、鉄道模型ファンにとって馴染み深い存在と言えるでしょう。関水金属株式会社の子会社として、「KATO」ブランドの製品を中心に、幅広い鉄道模型を取り扱っています。

東京店：圧倒的な規模と充実の設備

東京店は、カトー本社ビル1・2階を使用し、国内最大級の売り場面積を誇ります。約1,450平方メートルの広大な空間に、KATO製品をはじめ、Nゲージ、16番ゲージ、HOスケールなど様々な規格の鉄道模型が展示・販売されています。車両や線路はもちろん、建物、樹木、人形といったアクセサリー類も充実しており、模型製作に必要なあらゆる資材が揃います。

さらに、MinitrainS、PECO、バックマンのきかんしゃトーマスシリーズといった輸入製品も取り扱っており、コレクターのニーズにもしっかりと応えています。店内には、大規模なジオラマレイアウトも設置されており、迫力ある模型の走行を楽しむことができます。NゲージとH[[Oゲージ]]のレイアウトが一体となった独特の構成は、見応え十分です。メンテナンスの容易さも考慮された設計となっており、細部へのこだわりが随所に感じられます。

2階には、購入者向けの運転体験レイアウトや、実演コーナー、工作コーナー、サービスカウンターも完備。修理受付や相談にも対応しており、初心者からベテランまで安心して利用できる環境が整っています。イベントスペースも設けられており、新製品説明会や鉄道模型クラブの運転会、一般客向けのイベントなどが定期的に開催されています。カトー本社ビル5階にはイベントホールもあり、レイアウト制作教室やメンテナンス講習会なども行われています。

東京店のエントランスには、宮田亮平氏による記念モニュメント『飛べ! カトー!!』が設置され、社屋前には京急230形電車が保存展示されています。店内には、屋鋪要作氏のジオラマや石井竜也氏撮影の鉄道写真なども展示されており、鉄道模型の世界を多角的に楽しめる空間となっています。

京都駅店：京の趣を感じる鉄道模型ショップ

2016年3月、京都駅ビル9階にオープンした京都駅店は、「和」をモチーフとした新しいコンセプトのショップです。東京店同様、修理カウンターがあり、オリジナルグッズなども販売されています。京都店限定製品に加え、通常製品のカスタマイズ品も多数取り揃えています。店内規模は東京店に比べると小さいですが、Assyパーツの在庫は豊富です。コンパクトながらも、鉄道模型の魅力が凝縮された空間となっています。

ラウンドハウスブランド：KATO製品をベースにした独自製品

ホビーセンターカトーは、KATO製品をベースにした自社企画品を『ラウンドハウス』ブランドで展開しています。塗装変更品やメイクアップパーツなど、KATO製品をさらに魅力的に演出するアイテムが数多くラインナップされています。赤を基調としたパッケージも特徴的です。2016年からは、「ホビーセンターカトー」ブランドでの製品も発売されています。

沿革とアクセス

東京店は1977年に新宿区高田馬場でのショールーム開設から始まり、1986年には西落合に関水金属本社移転とともにホビーセンターカトーが開業しました。2014年には新社屋に移転し、現在の規模へと拡大しました。東京店へのアクセスは、西武新宿線落合南長崎駅より徒歩5分です。

大阪店は、江坂駅近くに移転する以前は南海難波駅近くにあった歴史も持ちます。2016年に京都駅店に移転リニューアルされたことで、閉店しています。

ホビーセンターカトーは、鉄道模型の世界を深く楽しむための様々なサービスを提供し、多くのファンに愛される存在となっています。

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