ホビー・ミルナー

ホビー・トレイ・ミルナー：テキサス出身のベテラン左腕

ホビー・トレイ・ミルナー（Hoby Trey Milner , 1991年1月13日 - ）は、アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身のプロ野球選手。ポジションは投手で、左投左打。現在はMLBのテキサス・レンジャーズに所属しています。

プロ入り前

高校時代には、2009年のMLBドラフトでワシントン・ナショナルズから44巡目（全体1312位）で指名を受けましたが、契約せずにテキサス大学オースティン校へ進学しました。

プロ入り後

2012年のMLBドラフトでフィラデルフィア・フィリーズから7巡目（全体248位）で指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。2016年までフィリーズ傘下のマイナーリーグでプレーし、着実に実力を積み重ねていきました。

2016年12月には、ルール・ファイブ・ドラフトでクリーブランド・インディアンスから指名を受けましたが、ロースターから外れたため、2017年3月24日にフィリーズへ返却されています。

2017年はAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスで開幕を迎え、同年6月20日にメジャー昇格を果たし、6月24日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で念願のメジャーデビューを飾りました。この年はメジャーで37試合に登板し、防御率2.01、22奪三振という好成績を記録しました。

2018年7月10日にDFA（Designated for Assignment）となり、チームを離れることになりました。

レイズ時代

2018年7月14日に金銭トレードでタンパベイ・レイズへ移籍。しかし、レイズでは期待されたほどの活躍を見せることができず、移籍前と合わせてメジャーで14試合に登板し、防御率7.36、8奪三振という成績に終わりました。オフの11月20日にDFAとなり、その後マイナー契約となりました。

2019年は傘下のAAA級ダーラム・ブルズで開幕を迎え、同年8月20日にメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入りを果たしました。この年はメジャーで4試合に登板し、防御率7.36、3奪三振を記録。オフの10月31日にマイナー契約となり、その後自由契約となりました。

エンゼルス時代

2019年12月9日にロサンゼルス・エンゼルスとマイナー契約を結び、2020年のスプリングトレーニングに招待選手として参加。同年7月23日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りを果たしましたが、開幕戦となった7月25日のオークランド・アスレチックス戦で、同点の延長10回裏1死満塁の場面で登板し、マット・オルソンにサヨナラ満塁本塁打を浴びるというほろ苦い結果となりました。この年はメジャーで19試合に登板し、防御率8.10、13奪三振を記録。オフの12月2日にノンテンダーFAとなりました。

ブルワーズ時代

2020年12月17日にミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加。2021年5月15日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りを果たしました。

2024年は4月19日のセントルイス・カージナルス戦でプロ初セーブを記録。6月25日のテキサス・レンジャーズ戦ではオープナーとしてプロ初先発を記録しました（この試合では2回を投げて2安打1失点）。61試合（うち先発1試合）に登板し、5勝1敗1セーブ5ホールド、64奪三振、防御率4.73、WHIP1.19という成績を残しました。オフの11月22日にノンテンダーFAとなっています。

レンジャーズ時代

2024年12月20日、地元球団であるテキサス・レンジャーズと1年250万ドルプラス出来高で契約を結びました。

家族

父のブライアン・ミルナーも元メジャーリーガーであり、1978年にトロント・ブルージェイズでプレーしました。親子二代にわたるメジャーリーガーです。

ミルナーは、これまでのキャリアで様々なチームを渡り歩いてきましたが、豊富な経験と実績を活かし、レンジャーズでも貴重な戦力として活躍することが期待されています。

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