ホンダ・シビックバン

シビックバン（CIVIC VAN）

シビックバンは、本田技研工業によって1974年から1983年にかけて生産されたライトバンタイプの自動車です。この車両は、初代シビックを基にした派生モデルであり、ホンダの初の5ドアライトバンとして位置付けられています。

概要

シビックバンは、L700とL800モデルの販売終了後、約6年の沈黙を経て登場しました。初代の特徴としては、1.5Lの直列4気筒SOHCエンジンを搭載し、最大400kgの積載能力を持ち、運転席と助手席の2人乗車時に力を発揮しました。元々、ベースモデルのシビックにはCVCCエンジンが使用されていましたが、シビックバンは初期モデルでは通常のエンジンを搭載していました。しかし、2代目にはCVCC-IIエンジンが追加されたことで多様性が広がりました。

初代 VB型（1974 - 1979年）

シビックバンの初代モデルは、1974年11月に発売されました。翌年の1975年8月にはマイナーチェンジが行われ、エンジンの改良が施され、当時の商用車排出ガス基準に適応したものとなりました。1977年9月にも改良があり、エンジンに加え、グリルやバンパーのデザインが変更されました。

2代目 VC型（1979 - 1983年）

1979年10月には2代目モデルが登場し、初代3ドアハッチバックの発売から3か月遅れであったものの、ホイールベースは70mm延長され、より安定した走行性能を実現しました。このフロアパンは後に4ドアセダンにも使用されました。1981年10月には再びマイナーチェンジが行われ、ヘッドランプが規格型の角形2灯に変更され、フロントグリルおよび前後バンパーのデザインも一新されました。この際、CVCC-IIエンジンを搭載するモデルも追加され、顧客の選択肢が増加しました。1983年10月にはシビックのフルモデルチェンジに伴い生産が終了し、その後継モデルとしてシビックプロが登場しました。

関連情報

シビックバンは本田技研工業の自動車の一部で、ホンダ・シビック系列の重要な一員として位置付けられています。また、関連するモデルとしてはホンダ・シビックカントリーやホンダ・シビックシャトル、さらにはホンダ・パートナーなどがあります。

外部リンク

シビックバンについてのさらに詳しい情報は、Hondaの公式四輪製品アーカイブにて閲覧できます。

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