ホームプラス電話

ホームプラス電話について

ホームプラス電話は、KDDIが提供するauのVoLTEネットワークを利用した固定電話サービスです。auおうち電話サービスの一環として、従来の固定電話に代わる選択肢として提供されています。

サービス開始の背景

このサービスは、メタルプラス電話、ADSL one、au one net ADSLといった従来の音声通話サービスの代替として、2014年12月17日に申し込みが開始されました。これらのサービスからの移行を促進し、より高品質な音声通話を提供することを目的としています。

利用方法と特徴

ホームプラス電話を利用するには、電話機の近くに専用のアダプターを設置する必要があります。このアダプターを介して、auのVoLTEネットワークに接続し、通話を行います。

既存の固定電話番号をそのまま利用できるのが大きな特徴です。番号ポータビリティを利用することで、現在お使いの電話番号を変更することなく、ホームプラス電話に移行できます。さらに、このサービスでは、『070』から始まる携帯電話番号も付与され、必要に応じて使い分けることができます。

利用上の注意点

ホームプラス電話を利用するにあたっては、いくつかの注意点があります。

電波状況: 携帯電話の電波が届かない場所では利用できません。安定した通信環境が必要となります。
FAX機能: 蓄積型FAXの仕組みを利用しているため、送受信に遅延が発生することがあります。FAX受信専用モードは利用できず、大きなサイズの原稿はA4サイズに縮小されます。FAX機能の利用には制限があることを理解しておく必要があります。
モデム通信: ガスや水道の検針サービス、クレジットカードの信用照会端末、パソコンからのインターネット接続といったモデム通信は利用できません。
緊急通報: 110番や119番などの緊急通報を行う際には、発信時に携帯電話番号が通知されるため、現在地の住所を伝える必要があります。また、自動通報機能のある福祉電話機、ホームセキュリティ、ホームエレベーター通信、FAXによる緊急通報は利用できません。
停電対策: 停電時には、乾電池によるバックアップで一時的に利用可能です。
対応機器: ホームテレホン、ビジネスフォン、インターホン機能付き電話機は、別途宅内工事が必要となる場合があり、利用できないケースもあります。
契約場所: 契約場所以外に移動して利用した場合、契約解除となる可能性があるので注意が必要です。

関連情報

KDDI: ホームプラス電話を提供する企業。
auおうち電話: ホームプラス電話が属するサービスカテゴリ。
番号ポータビリティ: 他の電話サービスから番号を移行する仕組み。
homeでんわ（NTTドコモ）: NTTドコモが提供する同様のサービス。

外部リンク

ホームプラス電話
* ホームプラス電話サービス契約約款

ホームプラス電話は、従来の固定電話の代替として、より柔軟で便利な通信環境を提供するサービスですが、利用にあたっては上記の注意点を確認し、ご自身の環境に適しているかどうかを検討することが重要です。

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