ボートピア習志野

ボートピア習志野の概要

ボートピア習志野は、千葉県習志野市に設定された競艇の場外発売場です。これは、東京都の六市競艇事業組合と三市収益事業組合によって運営されていました。2006年9月27日に開業し、ボートピア市原に次いで千葉県では二番目の施設として位置づけられています。都心から電車で約40分の場所にあり、関東初の「都市型ボートピア」として、多くの競艇ファンや観光客に親しまれました。

この施設では、江戸川競艇場の全開催レースをはじめとして、SG（スターチャンピオンシップ）、GI（グレードⅠ）レースも含めた多種多様な競艇の賭けが可能でした。このように、ナイター競走を含む最大4場のレースが同時に発売されることが特徴でした。しかし、2020年に新型コロナウイルスの影響を受け、全公営競技が無観客での開催に切り替えられたため、ボートピア習志野は2月28日をもって一時休館となりました。

新型コロナウイルスの終息が見えない中、6月17日には廃業の意向が発表されました。顧客への舟券とキャッシュレスカードの払い戻しを行うため、臨時開館が6月22日から始まり、7月21日までの間営業を再開。その後、7月30日に正式に廃止されました。廃止後、施設は解体され、跡地は倉庫に生まれ変わる予定です。こちらの倉庫は2024年頃の完成を目指しています。

アクセス情報

アクセスは非常に良好で、JR東日本の京葉線新習志野駅から徒歩約3分の距離に位置しています。また、津田沼駅や京成津田沼駅からは、無料シャトルバスも利用でき、20分ほどでアクセス可能です。さらに、有料駐車場も整備されており、約650台分の収容が可能です。

フロア概要

ボートピア習志野の最大の魅力は、1階から3階までの高さ27メートルのメインホールです。252インチのLEDモニター2台を備え、高品質な映像とコンサートホール並みの音響設備が提供されていました。施設内は全面禁煙ですが、一部の指定席および喫煙所は設けられていました。

各フロアの用途は以下の通りです：

• - 1階: 自由席およびカフェテリア、指定席券の発売所
• - 2階: スパイラルホール（6方向をモニターで囲った自由席）、あかねビジョン（指定席）、フードコート
• - 3階: あかねビジョン、茜倶楽部、スモーカーズルーム（全て指定席）

投票システム

競艇の投票集計・発券システムとしては、富士通フロンテックのトータリゼータシステムが採用されており、これにより予想以上にスムーズな管理が実現しました。その後、2013年からは全国的な払戻サービス「どこでもはらいおん」が開始され、他場と連携した払戻も可能となりました。これにより、競艇ファンは各地のレースを楽しみつつ、便利に管理された投票システムの恩恵を受けることができました。

もう一度検索