ポンテ・カルデーラス

ポンテ・カルデーラス（Ponte Caldelas）

ポンテ・カルデーラスは、スペインのガリシア州、ポンテベドラ県に位置する自治体です。コマルカ・デ・ポンテベドラに属し、美しい自然と豊かな歴史が調和した地域として知られています。地元ではガリシア語が広く使われており、住民の多くがガリシア語を話します。

地理

ポンテ・カルデーラスはポンテベドラ県の中部に位置し、周辺を他の自治体と接しています。具体的には、北はコトバーデ、東はア・ラマ、南はフォルネーロス・デ・モンテスとソウトマイヨール、西はポンテベドラといった自治体に隣接しています。自治体の中心地区は、ポンテ・カルデーラス教区のポンテ・カルデーラス地区です。この地域はポンテベドラ司法管轄区に属しています。

人口

自治体内の住民は、9つの教区に点在する38の地区（集落）に居住しています。2012年のガリシア統計局のデータによると、ポンテ・カルデーラスの人口は6,270人です。過去のデータと比較すると、2010年には6,371人、2009年には6,422人となっており、わずかに減少傾向が見られます。

交通

ポンテ・カルデーラスは交通の便も比較的良く、主要都市へのアクセスが可能です。県都ポンテベドラからは16kmの距離にあり、PO-532号線で結ばれています。また、ア・コルーニャやサンティアゴ・デ・コンポステーラへは、高速道路AP-9号線または国道N-550号線を利用してアクセスできます。

主要都市からの距離は以下の通りです。

ア・コルーニャ：143km
サンティアゴ・デ・コンポステーラ：71km
ポンテベドラ：16km
ビーゴ：39km

最寄りの空港はビーゴ空港で、ポンテ・カルデーラスからおよそ35kmの場所に位置しています。

政治

2011年の自治体選挙の結果に基づくと、自治体首長はガリシア国民党（PPdeG）のペルフェクト・ロドリゲス・ムイーニョス氏が務めています。自治体評議員の構成は、ガリシア国民党が9議席、ガリシア社会党（PSdeG-PSOE）が2議席、ガリシア民族主義ブロック（BNG）が2議席となっています。

名所・史跡

ポンテ・カルデーラスには、豊かな自然だけでなく、数多くの歴史的遺構が残されています。特に有名なのは、カストロ・バルブード教区とポンテ・カルデーラス教区のパラーダ地区にあるカストレーロ山のカストロと、トウロン地区に残されているペトログリフ（岩絵）です。これらの史跡は、古代からの人々の営みを物語っており、訪れる人々に深い感銘を与えます。

教区

ポンテ・カルデーラスは、以下の9つの教区に分かれています。

アンセレイラス (San Martiño)
バルブード (Santa María)
カルデーラス (Santa Eulalia)
カストロコバデ (San Xoán)
キンテーラ (San Saverio)
タバルセス (San Mamede)
トウロン (Santa María)
ポンテ・カルデーラス (Santa Baia)
* レボルデイラス (Santa María)

太字で示されているのは、自治体中心地区のある教区です。

ポンテ・カルデーラスは、その美しい景観と豊かな文化遺産により、訪れる人々を魅了し続けています。ガリシア地方の魅力を存分に味わえるこの地を、ぜひ一度訪れてみてください。

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