マイキー・ニコルス

マイキー・ニコルスについて

マイキー・ニコルス（Mikey Nicholls）は、1985年8月20日生まれのオーストラリア出身のプロレスラーで、現在は新日本プロレスに所属しています。彼は西オーストラリア州パースからの選手で、シェイン・ヘイストと共にタッグチームTMDK（The Mighty Don't Kneel）としても知られています。

プロレスキャリアのスタート

ニコルスは、学生時代にオーストラリアンフットボールやクリケットといったスポーツに親しんでいましたが、2001年11月にオーストラリアのプロレス団体「EPW」でプロレスラーデビューを果たします。当時はまだ16歳であり、シェイン・ヘイストとのタッグチームを結成することで、その名を広めていきます。

初めて来日したのは2006年で、新日本プロレスのイベントでの試合に臨みましたが、その試合でのギブアップ負けは、彼にとって重要な経験となりました。その後もアメリカのインディー団体PWGに参戦し、キャリアを積んでいきます。

プロレスリング・ノアでの活躍

2010年にはプロレスリング・ノアのトライアウトに合格し、2011年に初めて日本での滞在を開始。不安定な状況から、さまざまな試合経験を積み、セコンドや雑用をこなしつつノアのプロレススタイルを学びました。彼は徐々に常連外国人レスラーとしての地位を築き、GHCタッグ王座獲得にはエディ・エドワーズやボビー・フィッシュと並ぶほどの成功を収めます。

2012年にはノアでの成功を確立し、数々の勝利を収めました。グローバル・リーグ戦にも出場し、たびたび王者に挑戦し、好評を博します。特に、彼の得意技であるシューティング・スター・プレスや、関節技のサザンクロス・ストレッチなどは、多くのファンを魅了しました。

WWEへの移籍

2016年にはアメリカのメジャー団体WWEに入団し、育成施設でトレーニングを開始。タッグチーム名をTM61に改名し活躍しますが、最終的には家族の事情から退団を決意しました。WWEにおいても、輝かしい経歴を持つ彼ですが、次第にオーストラリアに拠点を移し、新しい活動の道を模索することになりました。

新日本プロレスへの再参戦

WWEを退団した後、ニコルスは2019年に再び新日本プロレスへの参戦を発表し、オカダ・カズチカがリーダーを務めるCHAOSへ加入。その結果、彼は新たな挑戦を果たすことになります。

テクニックとスタイル

ニコルスのスタイルは、屈強な体格を活かし、力強い投げ技や打撃技を駆使することで知られています。彼のフィニッシュ技であるマイキー・ボムやブルー・ヴェンジェンスは、試合のクライマックスで多くのファンからの声援を受ける瞬間を生んでいます。また、エルボーやラリアットといった強烈な打撃技も彼の試合スタイルを際立たせています。

さらに、シェイン・ヘイストとの合体技であるダブルタップやタンク・バスターも、彼のユニークな技の一部として試合で使われています。

タイトル歴

ニコルスの名声を高める要素の一つが、彼のタイトル歴です。EPWや新日本プロレスにおいて複数の王座を獲得し、その活躍は多くのファンに支持されています。特に、IWGPタッグ王座やGHCタッグ王座の獲得は、彼の実力を証明する重要な成果です。

ニコルスは、オーストラリア出身のレスラーとして日本で成功を収めた数少ない選手の一人であり、彼の今後の活躍にも注目が集まります。

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