マイク・エバンス

マイク・エバンス：記録を塗り替える卓越したワイドレシーバー

マイケル・リン・エバンス3世、通称マイク・エバンスは、1993年8月21日にテキサス州ガルベストンで生まれました。彼は現在、NFLのタンパベイ・バッカニアーズでワイドレシーバーとして活躍しています。エバンスは、プロ入り以来10年連続で1,000ヤードを超えるレシーブを記録するという、驚異的な記録を保持しています。

大学時代

エバンスは2011年にテキサスA&M大学に入学し、そこで才能を開花させました。2012年には、82回のキャッチで1,105ヤード、5回のタッチダウンを記録しました。2013年のアラバマ大学戦では、7回のパスキャッチで279ヤードのレシーブを記録し、学校記録を更新。AT&T ESPNのオールアメリカ・プレイヤー・オブ・ザ・ウィークに選ばれました。さらに、オーバーン大学戦では11回のキャッチで287ヤード、4回のタッチダウンを記録し、自身の記録を塗り替えました。その活躍が認められ、オール・サウスイースタン・カンファレンス(SEC)のファーストチーム、APオールアメリカチームにも選出されています。2013年シーズンでは、69キャッチ、1,394ヤード、12回のタッチダウンを記録しました。

NFLドラフト

2014年1月2日、エバンスは大学での残りの2シーズンの出場資格を放棄し、2014年のNFLドラフトへの参加を表明しました。多くのアナリストやスカウトは、彼をドラフトのトップ10に選出されると予測し、1巡目での指名を予想していました。Sports Illustratedではドラフト1位、NFLDraftScout.comでは2位のワイドレシーバーとして評価されました。

タンパベイ・バッカニアーズ

ドラフトでは、1巡目（全体7位）でタンパベイ・バッカニアーズに指名され、5年目のオプションが付いた4年1,460万ドルの契約を結びました。

2020年シーズン

2020年シーズン、エバンスはトム・ブレイディを новым クォーターバックに迎えました。第1週のニューオーリンズ・セインツ戦では、ハムストリングの怪我の影響もあり、1回のタッチダウンパスのキャッチに留まりました。しかし、第2週のカロライナ・パンサーズ戦では7回のレシーブで104ヤード、1タッチダウンを記録し、チームの勝利に貢献。その後も、第3週のデンバー・ブロンコス戦で2回のレシーブで2ヤード、2タッチダウン、第4週のロサンゼルス・チャージャーズ戦では7回のレシーブで122ヤード、1タッチダウンを記録しました。シーズンを通して安定した活躍を見せ、第15週のアトランタ・ファルコンズ戦では6回のレシーブで110ヤード、1タッチダウンを記録し、チームを勝利に導きました。第16週のデトロイト・ライオンズ戦では、シーズンベストとなる10回のレシーブで181ヤード、2タッチダウンを記録し、チームのプレーオフ進出に大きく貢献しました。この試合で、彼はバッカニアーズのシーズン最多タッチダウンレシーブ記録を更新しました。第17週のアトランタ・ファルコンズ戦では、シーズン通算1,000レシービングヤードを達成し、NFL史上初の7シーズン連続で1,000レシービングヤードを記録したワイドレシーバーとなりました。

エバンスは2020年のレギュラーシーズンを70回のレシーブで1,006ヤード、13タッチダウンで終え、ランディ・モスの記録を更新しました。

2021年、2022年、2023年シーズン

エバンスはその後もチームの中心選手として活躍し続け、2023年シーズンには10年連続の1,000ヤードレシーブを達成。FA市場に出る可能性も報じられましたが、最終的にはバッカニアーズと2年5,200万ドルの契約に合意し、チームへの忠誠を示しました。

NFL記録とバッカニアーズ記録

エバンスは数々のNFL記録とバッカニアーズ記録を保持しています。NFL記録としては、キャリア開始からレシービングヤード1,000ヤード越えの連続記録、キャリア通算6,000、7,000レシービングヤード達成の最年少記録などがあります。バッカニアーズ記録としては、シーズン最多レシービング記録、シーズン最多TDレシーブ記録、ルーキーシーズンでの最多TDレシーブ、ポストシーズンゲームでの最多レシービング記録など、数えきれないほどの記録を保持しています。

マイク・エバンスは、その卓越した才能と努力で、NFLの歴史に名を刻む偉大なワイドレシーバーです。彼の今後の活躍にも、ますます期待が高まります。

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