マイク・オールドフィールド

マイク・オールドフィールド

マイク・オールドフィールド（Mike Oldfield、1953年5月15日 - ）は、イギリスのミュージシャンであり、作曲家、マルチインストゥルメンタリストです。彼の音楽は、プログレッシブ・ロック、クラシック、民族音楽、ポップなど、多様なジャンルを融合させた独自のスタイルで、世界中の音楽ファンを魅了し続けています。

生い立ちと初期の活動

幼少期から音楽に親しみ、ピアノとギターを習得。1967年には、姉のサリー・オールドフィールドと共にフォークデュオ「サリアンジー」を結成し、アルバムを発表しました。その後、ケヴィン・エアーズのバックバンド「ザ・ホール・ワールド」でベーシストとして活動し、音楽理論を学びました。

デビューと成功

1973年、リチャード・ブランソンが設立したヴァージン・レコードから、デビューアルバム『チューブラー・ベルズ』をリリース。2400回もの多重録音を重ねて制作されたこの作品は、革新的な音楽性と壮大なスケールで、瞬く間に世界的なヒットとなりました。映画『エクソシスト』に使用されたことも、彼の知名度を高める要因となりました。

『チューブラー・ベルズ』の成功後も、『ハージェスト・リッジ』、『オマドーン』といった意欲的なアルバムをリリース。1978年には『呪文』でカムバックし、精力的なツアー活動も行うようになりました。

1980年代以降の活動

1982年には初の来日公演を行い、日本のファンを熱狂させました。1980年代に入ると、ポップな要素を取り入れた作品も発表し、マギー・ライリーがボーカルを務めた「ムーンライト・シャドウ」は、ヨーロッパ中で大ヒットを記録しました。

その後も、様々なボーカリストを起用し、「ファミリー・マン」、「シャドウ・オン・ザ・ウォール」、「アイランズ」など、数々のヒット曲を生み出しました。

1992年にはワーナーに移籍し、『チューブラー・ベルズII』を発表。1998年には『チューブラー・ベルズIII』をリリースしました。2004年にはマーキュリーに移籍し、2012年のロンドンオリンピック開会式では演奏も行いました。

ディスコグラフィー（一部）

『チューブラー・ベルズ』(1973)
『ハージェスト・リッジ』(1974)
『オマドーン』(1975)
『呪文』(1978)
『ファイヴ・マイルズ・アウト』(1982)
『クライシス』(1983)
『ディスカバリー』(1984)
『チューブラー・ベルズII』(1992)
* 『チューブラー・ベルズIII』(1998)

マイク・オールドフィールドは、常に新しい音楽の可能性を追求し、進化を続けています。彼の作品は、時代を超えて多くの人々に感動を与え、音楽史に輝かしい足跡を残しています。

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