マイク・ヘインズ

マイク・ヘインズ（Michael James Haynes、1953年7月1日 - ）は、テキサス州デニソン出身の元アメリカンフットボール選手です。NFLのニューイングランド・ペイトリオッツとロサンゼルス・レイダースでコーナーバック（CB）として活躍しました。

高校・大学時代
ロサンゼルスのジョン・マーシャル高校時代からコーナーバックとして才能を発揮。陸上競技にも取り組み、走幅跳で学校記録を樹立しました。アリゾナ州立大学に進学後、ウェスタン・アスレティック・カンファレンスのオールチームに3回選出、オールアメリカンにも2回選ばれるなど、輝かしい実績を残しました。2001年にはカレッジフットボール殿堂入りを果たしています。

NFLでの活躍
1976年のNFLドラフトで、ニューイングランド・ペイトリオッツから1巡目全体5位で指名を受け、NFL入りを果たしました。1年目から8インターセプトを記録し、パントリターナーとしてもAFCトップの608ヤードをリターン、1TDをあげる活躍でプロボウルに選出されました。ペイトリオッツには7年間在籍し、28インターセプト、パントリターン111回で平均10.4ヤードをリターンしました。1979年には肋骨を痛めて欠場するまで、58試合連続で先発出場を続けています。

1983年11月、ドラフト1位、翌々年のドラフト2位指名権とのトレードでロサンゼルス・レイダースに移籍。移籍後5試合に出場し、第18回スーパーボウルでは1インターセプトを記録し、チームの勝利に貢献しました。レイダース移籍後はリターナーとしての起用は減りましたが、7年間で18インターセプトを記録。1984年のマイアミ・ドルフィンズ戦では、97ヤードのリターンTDをあげました。

現役14シーズンでプロボウルに9回選出、オールプロに5回選出されるなど、数々の栄誉に輝きました。1997年にはプロフットボール殿堂入りを果たし、1999年のスポーティングニュース誌が選ぶ100人の偉大な選手では93位にランクインしています。

引退後
2002年にはNFLコミッショナーのポール・タグリアブからNFL選手・職員育成責任者に任命され、後進の育成に尽力しました。

2009年2月、癌との闘病が報じられましたが、病を克服し、現在もNFLのレジェンドとして、その名を轟かせています。

プレースタイル
スピードとクイックネスに秀でたコーナーバックであり、インターセプト能力だけでなく、パントリターンでもチームに貢献できる、非常に運動能力の高い選手でした。

関連項目
* レスター・ヘイズ - レイダースでヘインズと逆サイドを守ったコーナーバック。共にNFL1980年代オールディケイドチームに選ばれました。

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