マイク・リゾ (野球エグゼクティブ)

マイク・リゾ：ワシントン・ナショナルズを率いる名GM

マイケル・アンソニー・リゾ（Michael Anthony Rizzo、1960年12月14日 - ）は、MLBワシントン・ナショナルズのゼネラルマネージャー（GM）。かつてはプロ野球選手でした。

生い立ちと選手時代

イリノイ州シカゴで生まれたリゾは、1982年のMLBドラフトでカリフォルニア・エンゼルスから22巡目で指名されプロ入り。担当スカウトは実父のフィル・リゾでした。しかし、選手としてはマイナーリーグで3年間プレーした後、1984年に引退しました。

スカウト、そしてGMへ

引退後は、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校でコーチを務めた後、シカゴ・ホワイトソックス、ボストン・レッドソックス、アリゾナ・ダイヤモンドバックスの3球団でスカウトとして活躍しました。

2006年7月、ワシントン・ナショナルズにフロントとして加入し、GM補佐などを務めました。2009年3月、GMだったジム・ボウデンが中南米の若手選手との契約金横領と年齢詐称に関与したとして辞任したため、その後任としてGMに就任しました。

GMとしての手腕

GM就任後、リゾはMLBドラフト全体1位でスティーブン・ストラスバーグ（2009年）、ブライス・ハーパー（2010年）というアマチュア球界のスター選手を指名し、獲得に成功しました。これらの若手選手が成長し、ジオ・ゴンザレスらを加えたチームは、2012年にワシントン移転後初、モントリオール・エクスポズ時代を含めても1981年以来31年ぶりにポストシーズンに進出しました。ワシントンを本拠地とするチームとしては、1933年のセネターズ以来79年ぶりの快挙でした。

その後も、FAでマックス・シャーザーやダニエル・マーフィーを獲得し、トレードでトレイ・ターナーやショーン・ドゥーリトルを獲得するなど、チームを強化し続けています。リゾの手腕によって、ナショナルズは強豪チームとしての地位を確立しました。

名GMとして知られるリゾの今後の活躍にも期待が高まります。

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