マイケル・ボーリー(Michael Boley、1982年
8月24日生まれ)は、
アメリカ合衆国アラバマ州ガズデン出身の元アメリカンフットボール選手。
NFLの
アトランタ・ファルコンズ、
ニューヨーク・ジャイアンツ、
シンシナティ・ベンガルズで
ラインバッカーとして活躍しました。
プロ入り前
高校時代は、
ラインバッカーだけでなく、ワイドレシーバー、
ランニングバック、
プレースキッカー、キックリターナーとしても活躍。
南ミシシッピ大学に進学後、2004年には125タックル、9サック、5ファンブルフォース、2インターセプトを記録し、バトカス賞、ベドナリク賞、ロット・トロフィーのファイナリストに選出される。
大学通算では、423タックル、28サックを記録し、カンファレンスUSAのファーストチームに3回選ばれるなど、輝かしい成績を残しました。
2005年のNFLドラフト5巡で
アトランタ・ファルコンズに指名されプロ入り。
シーズン中に先発
ラインバッカーに昇格。
2006年のアリゾナ・カージナルス戦では、7タックル、1サック、1ファンブルフォース、1インターセプトを記録し、チームの勝利に貢献。
翌週の
ニューオーリンズ・セインツ戦では13タックルを記録。
2007年には109タックルを記録し、リーグの有望な若手
ラインバッカーとして注目を集めました。
しかし、2008年にヘッドコーチが交代し、チーム戦術が変更されたことで出場機会が減少し、シーズン終了後にフリーエージェントとなりました。
ファルコンズでは4シーズンで、330タックル、6サック、5インターセプトを記録しました。
2009年2月、
ニューヨーク・ジャイアンツと5年2500万ドルの契約を締結。
同年第11週の
ニューヨーク・ジェッツ戦では、3インターセプト、1TDを記録し、NFC週間最優秀守備選手に選ばれました。
2010年10月25日の
ダラス・カウボーイズ戦では、相手QBにハードヒットを与え、負傷退場に追い込む。
2011年には、ファンブルリターンTD後のタッチダウンセレブレーションが話題となりました。
この年、93タックル、1サック、3ファンブルリカバーを記録し、
グリーンベイ・パッカーズとのディビジョナルプレーオフでは、
アーロン・ロジャースを2度サック。
ニューイングランド・ペイトリオッツとの第46回
スーパーボウルでは、チームトップの10タックルを記録し、チームの勝利に貢献、
スーパーボウルリングを獲得しました。
2012年には、開幕戦から3試合連続でインターセプトを記録。
この年、92タックル、0.5サック、3インターセプトを記録しましたが、パスカバーの弱点を指摘する声もありました。
翌年2月5日、ジャイアンツから解雇。
ジャイアンツでは、315タックル、3.5サック、3インターセプト、2ファンブルフォース、5ファンブルリカバーを記録しました。
2013年10月1日、
シンシナティ・ベンガルズと契約。
その後
ジャイアンツ解雇後、児童虐待で起訴されていたことが発覚。性的虐待ではないことが報道されています。
プレースタイル
高い身体能力を生かした積極的なプレーが特徴。タックルだけでなく、インターセプトやファンブルフォースなど、様々な形でチームに貢献できる選手でした。