マイティ・オーボッツ

マイティ・オーボッツ (MIGHTY ORBOTS)

マイティ・オーボッツは、日本とアメリカ合衆国の共同制作によるテレビアニメで、1984年に製作された全13話から成る作品です。制作は東京ムービー新社が行い、アメリカでは同年9月から12月まで放送されました。一方、日本では1985年に日本語吹替版のビデオが発売され、その後2010年代にはアニマックスで再放送されました。

概要

このアニメは、宇宙を舞台にした巨大ロボットものとして知られており、主役ロボットのデザインは東京ムービーで制作された『六神合体ゴッドマーズ』を基にしています。バンダイアメリカからは在外向けにゴッドマーズの玩具の型変更品が発売されましたが、日本では販売されていません。その上、日本語吹き替えの主人公ロブの声を担当したのは、水島裕で、これもまた『ゴッドマーズ』と同じキャストです。

ストーリー

物語は、宇宙征服を目論むコンピューター魔人オーブラが広大な宇宙の各地にその魔の手を伸ばし始めるところからスタートします。「ギャラクシーパトロール」の隊員であるロブとそのパートナーであるサイボーグのオーノが、5体のオーボッツと共に立ち向かいます。オーボッツたちは、緊急時には巨大化し、さらには合体して無敵の巨大ロボ「マイティ・オーボッツ」へと変身します。ロブとオーノが一体となってこの巨大ロボを操り、オーブラの野望を阻止するために壮大な戦いを繰り広げます。

スタッフ

マイティ・オーボッツの制作には、多くの才能溢れるスタッフが関わっています。エグゼクティブプロデューサーは藤岡豊とFred Silverman、プロデューサーにはGeorge Singer、池内辰夫、稲田伸生が名を連ねています。演出には大賀俊二が参与し、キャラクターデザインは杉野昭夫と近藤勝也によって行われました。メカニックデザインは板橋克己と泉口薫が担当しています。

脚本を執筆したのはBuzz Dixon、David Wise、Donald Glutなどの名のある脚本家たちで、演出や絵コンテにも多くのクリエイターが参加しています。音楽を手掛けたのは大野雄二で、主題歌はTom ChaseやSteve Ruckerによって作曲されました。

キャラクター

このアニメのキャラクターには、多彩な声優陣が揃っています。ロブ・シモンズの声を担当するのは水島裕で、彼はギャラクシーパトロール隊の隊長です。ロブの助手としてサイボーグのオーノを演じるのは伊藤美紀です。さらに、ロンデュー（平林尚三）、ディア（小金澤篤子）、オンブラ（笹岡繁蔵）などのキャラクターも登場します。

オーボッツのメンバーも個性豊かで、トール（玄田哲章）、ボート（山口健）、ブー（及川ひとみ）、ボー（小粥よう子）、クランチ（沢木郁也）など、5体のサイボーグが一緒になり、巨大ロボ「マイティ・オーボッツ」として活躍します。

結論

マイティ・オーボッツは、アニメーションの技術的な進化を感じさせる作品であり、ストーリー構成やキャラクター設計にも多くの工夫が見受けられます。彼らの冒険は、視聴者にスリリングな体験を提供し、アニメ史の中でも特別な位置を占めています。

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