マイネルレコルト

マイネルレコルト（Meiner Recolte）

マイネルレコルトは、日本の競走馬でその名を広めた存在です。特に彼のキャリアの中で、2004年に制した「朝日杯フューチュリティステークス」や「新潟2歳ステークス」は、重要な勝ち鞍として知られています。2004年度にはJRA賞の最優秀2歳牡馬に輝くなど、その実力が証明されました。馬名の由来は、冠名の「マイネル」と、フランス語で「収穫」を意味する「レコルト」から来ています。

戦績概要

マイネルレコルトは2004年6月20日に福島競馬場での2歳新馬戦でデビューを果たしました。このレースでは、1分8秒8という記録的なタイムを記録し、初勝利を収めました。この勢いのまま、次のオープン競走「ダリア賞」でも勝利し、「新潟2歳ステークス」ではショウナンパントルとの接戦を制し、連勝を果たしました。レースを重ねる中で、京王杯2歳ステークスでは5着と敗れたものの、続く大舞台である「朝日杯フューチュリティステークス」では中団から力強く突き抜け、先頭に立ちました。このレースで記録した1分33秒4というタイムは、従来のレコードを0.1秒更新するものとなり、彼の名を一層際立たせました。この活躍により、2004年JRA賞最優秀2歳牡馬に選出されました。

とはいえ、3歳となった2005年は厳しい状況が続きました。「弥生賞」や「皐月賞」では上位に食い込むことができず、特に「東京優駿（日本ダービー）」では接触事故が影響し5着に終わりました。これに続く秋の「セントライト記念」でも結果は9着、マイル路線へシフト後の「富士ステークス」でも6着と、勝利には至りませんでした。

2006年には怪我に見舞われ、中山記念を回避する事態に。長期からの休養を強いられ、以降のレースでも思うような結果が得られませんでしたが、2007年の「東風ステークス」で復帰し、そこでは3着に食い込むものの、その後のレースでは思い出したくない成績が続きます。そして、再びの怪我により、9月21日に引退を決断しました。

引退後の生活

マイネルレコルトは引退後、去勢されて乗馬としての新しい生活を始めました。最初は馬事公苑で過ごしていましたが、その後は宇都宮市の競走馬総合研究所の旧施設に移転しました。2019年4月からは、三木市の三木ホースランドパークにある乗馬施設で初心者向けの乗用馬として活躍しており、今でも多くの人々に愛されています。

血統

彼の近親には、桜花賞2着のミホクイーンや中山金杯を制したカリスマサンオペラ、東京新聞杯を勝ったカイラスアモンなどがいます。これらの背景も、彼が競走馬として持つ資質を示しているといえるでしょう。

競走成績及びリンク

詳しい競走成績については、JBISやnetkeibaで確認できます。また、マイネルレコルトについての情報は、競走馬のふるさと案内所などでも紹介されています。

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