マウリシオ・イスラ

マウリシオ・アニバル・イスラ・イスラ（Mauricio Aníbal Isla Isla, 1988年6月12日 - ）は、チリのブイン出身のサッカー選手です。現在はウニベルシダ・カトリカに所属し、主にMF、DFとしてプレーしていますが、そのユーティリティー性から、中盤、ウイング、サイドバックなど、様々なポジションをこなすことができます。

クラブでの活躍

イスラは、チリのウニベルシダ・カトリカのユースチームで育ち、2007年にイタリアのウディネーゼ・カルチョへ移籍しました。ウディネーゼでは、2010-11シーズンに4位、2011-12シーズンには3位と、UEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得する好成績に大きく貢献しました。

2012年、イスラは同僚のクワドォー・アサモアと共にユヴェントスFCへ移籍。しかし、2011-12シーズンに負った怪我の影響もあり、期待されたほどの活躍を見せることができず、リーグ戦の出場は11試合に留まりました。

出場機会を求めて、2014年8月にはクイーンズ・パーク・レンジャーズFCへレンタル移籍。その後、2015年8月にはオリンピック・マルセイユへ買取オプション付きのレンタル移籍を果たし、23試合に出場、2得点を挙げるなど活躍しましたが、クラブの財政的な理由から買取オプションは行使されませんでした。

2016年8月、イスラはカリアリ・カルチョへ3年契約で完全移籍。移籍金は400万ユーロと報じられました。さらに、2017年7月にはフェネルバフチェSKへ3年契約で移籍。2020年8月にはCRフラメンゴへ2年半契約で移籍しました。

チリ代表としての貢献

イスラは、2007 FIFA U-20ワールドカップでチリ代表のキャプテンを務め、アレクシス・サンチェスらと共にチームを同大会3位に導きました。同年9月には、マルセロ・ビエルサ監督によってA代表にも招集され、スイスとの親善試合で代表デビューを果たしました。

2010 FIFAワールドカップでは、右サイドバックのレギュラーとして全4試合に先発出場し、チリ代表のベスト16進出に大きく貢献。2010年9月7日のウクライナとの親善試合では、代表初得点を記録しました。

タイトル

イスラは、クラブレベルではユヴェントスFCでセリエAを2回、スーペルコッパ・イタリアーナを2回制覇。CRフラメンゴでは、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA、スーペルコパ・ド・ブラジル、カンピオナート・カリオカで優勝を経験しています。

チリ代表としては、コパ・アメリカで2回（2015年、2016年）優勝。2021年のコパ・アメリカではベストイレブンに選出されました。

マウリシオ・イスラは、その多才さと豊富な経験で、所属クラブと代表チームの両方で貴重な戦力として活躍を続けています。

代表歴
2010 FIFAワールドカップ
2014 FIFAワールドカップ

国際Aマッチ
* 144試合 5得点（2007年-）

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