マキノ高原

マキノ高原について

マキノ高原（マキノこうげん）は、滋賀県高島市に位置する自然体験交流施設であり、正式には「高島市マキノ高原自然体験交流施設」と呼ばれています。周囲は琵琶湖国定公園に指定されており、美しい自然環境が魅力の一つです。赤坂山から大谷山にかけての南東麓にはキャンプ場、スキー場、グラウンド・ゴルフ場、温浴施設などが整備されており、四季折々のアクティビティを楽しむことができます。この施設は、高島市の指定管理者である「マキノ高原観光株式会社」が運営を行っています。

主な施設

マキノ高原ファミリースキー場

マキノ高原ファミリースキー場は、赤坂山の山麓に広がる30万m²の広大なスキー場です。昭和初期にオープンし、かつてはスキーリフトも設置されていましたが、現在は家族連れや初心者向けのゲレンデとして営業を行っています。ゲレンデ内には動く歩道が設けられ、お子様も安心して楽しめる環境が整っています。また、スノーシュートレッキングの拠点としても利用されており、関連する登山口も隣接しています。

マキノ高原温泉さらさ

温浴施設「マキノ高原温泉さらさ」はスキー場に隣接しており、男性女性それぞれの大型浴室や四季湯、寝湯、ジャグジー、露天風呂、さらには男女混浴も楽しめるバーデゾーンが完備されています。温泉はラドンとフッ素イオンを含むアルカリ性単純温泉で、地元の方々にも愛されています。施設内にはレストランも併設されており、リラックスしたひとときを過ごせます。

メタセコイア並木

マキノ高原へのアクセス道路には、全長2.4 kmの美しいメタセコイア並木があります。視覚的に見応えのあるこの並木道は、円錐形のメタセコイアが連なることで対称的な景観を形成し、四季によって変化する表情を楽しむことができます。この並木は1981年から整備が始まり、地元の保存会によって手入れされています。また、1994年には「新・日本街路樹100景」に選定され、多くの観光客を惹きつけています。特に、2004年に放送された韓国ドラマ『冬のソナタ』の影響で、さらに知名度が上昇しました。

アクセス情報

公共交通機関

最寄りのJR湖西線マキノ駅からは、高島市のコミュニティバス「マキノ高原線」を利用し、約15分で「マキノ高原温泉さらさ」停留所に到着します。

自動車

• - 京都方面から: 名神高速道路京都東ICより約80分、琵琶湖西縦貫道路経由
• - 長浜方面から: 北陸自動車道木之本ICより約30分、国道8号、303号、161号経由
• - 敦賀方面から: 北陸自動車道敦賀ICより約40分、国道8号、161号経由
• - 小浜方面から: 舞鶴若狭自動車道小浜ICより約50分、国道27号、303号、161号経由

付近の名所

マキノピックランドは、マキノ高原の近隣に位置する農業公園です。果樹園やカフェ、レストラン、芝生広場などがあり、観光客に人気です。また、2021年には東京オリンピックの聖火リレーのスタート地点としても活用されました。

マキノ高原は、自然と親しむことができるファミリーに優しい施設であり、週末や長期休暇のレジャーにぴったりのスポットです。

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