マグマックス

マグマックス（MAGMAX）

『マグマックス』は、日本物産（ニチブツ）によって開発された横スクロール型シューティングゲームです。最初の登場はアーケード版で、1986年にはファミコンに移植され、これはニチブツにとって初のファミコンソフトとなりました。その後、様々なプラットフォームでも配信されており、例えば2015年にはプロジェクトEGGを通じてファミコン版が、同年4月にはPlayStation 4|PlayStation_4のアーケードアーカイブスでもアーケード版が配信されるようになりました。2020年5月にはNintendo Switchのアーケードアーカイブスでアーケード版が配信され、現在はハムスターが権利を管理しています。

ゲームの特徴

『マグマックス』はそのユニークなゲームプレイで知られています。一般的なシューティングゲームとは異なり、本作では自機がさまざまなパーツと合体することでパワーアップを果たします。この合体システムは、ニチブツのゲーム作品にしばしば見られる要素であり、『テラクレスタ』などでの利用が特に有名です。また、ゲーム中の音楽も独特で奇抜なサウンドが特徴的です。

ゲームの設定

ストーリー

物語は、高度に発展した異星人が地球を侵略し、人類をコンピューターバビロンの名のもとに支配しようとするところから始まります。人類は反撃するために可変メカ「マグマックス」を開発し、選ばれた勇者が最後の戦いに挑むというストーリーが展開されます。

ステージ構成

本作は、草原、砂漠、海、機械都市という4つのステージで構成されています。各ステージでは敵キャラクターが異なり、2ステージおよび4ステージの最後には「怪奇メカ・バビロン」というボスが待ち受けています。また、各ステージは地上と地下に分かれており、地面に開いた穴から行き来できます。地上はクォータービューで、地下はサイドビューになり、視点が変わることで異なる攻撃方法を使用できるという仕掛けがあります。ステージはシームレスに連結されており、無限周回のループ形式で楽しめます。

登場キャラクター

自機である「可変メカ・マグマックス」は、初めは小さな戦闘機としてスタートしますが、ステージ中に隠されたパーツを取得することで合体し、ロボット形態に変形してさらなるパワーを得ることができます。合体すると自機が大きく、当たり判定も増えますが、攻撃を受けてもパーツが破壊されるだけでゲームオーバーにはなりません。

パーツの一覧

1. 戦闘機 - 初期状態。合体後は腰部分に。
2. 上半身 - 斜め下にショットを追加。
3. 下半身 - 前方下にショットを追加。
4. 波動ガン - 高威力のレーザー攻撃を発射。

移植版の評価

ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazineの読者投票で、ファミコン版は15.44点（満30点）を獲得しました。アーケード版には実写の女性が登場する独特のインストカードもありましたが、ゲームとの関連性は不明です。

その他

ファミコン版では3周目に到達すると隠しメッセージが表示される仕掛けがあり、それを投稿するとプレゼントがもらえるキャンペーンが行われていました。また、プラチナゲームズが開発した『ソルクレスタ』の設定にも、マグマックスの要素が取り入れられています。これまでに多くのプラットフォームでの再配信が行われてきた本作は、現在でも新たなファンを惹きつけ続けています。

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