マッキナニー (フリゲート)

マッキナニー (USS McInerney, FFG-8) について

マッキナニーは、アメリカ海軍が運用していたオリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲートの2番艦です。艦名は、アメリカ海軍に貢献したフランシス・X・マッキナニー海軍中将に敬意を表して命名されました。

艦歴

建造と就役:
1976年2月27日にFY75プログラムの一環として、メイン州のバス鉄工所に建造が発注されました。1978年1月16日に起工し、同年11月4日に進水。翌1979年11月19日にアメリカ海軍で就役しました。

初期の配備:
1982年11月、最初の主要な配備として地中海とインド洋へ派遣されました。この際、LAMPS Mk-I (SH-2 シースプライト) ヘリコプターを搭載しました。配備中には、モロッコのタンジェやシチリア島のカタニアに寄港し、ベイルートでの多国籍軍の活動を支援。スエズ運河を通過後、インド洋での作戦活動に従事し、パキスタンのカラチ、スリランカのコロンボ、ケニアのモンバサなどを訪問。その後、赤道を越えてディエゴガルシア島へ立ち寄りました。
湾岸戦争:
1991年には湾岸戦争に戦艦ミズーリの護衛として参加しました。

退役とその後:
2005年2月時点で、マッキナニーはフロリダ州メイポートを母港とし、第14駆逐戦隊に所属していました。しかし、2010年8月31日にメイポートで退役し、同日にパキスタン海軍へ引き渡されました。

パキスタン海軍での運用

パキスタン海軍では、マッキナニーは「アラムジル (Alamgir)」と改名され、再就役しました。再就役の際、Mk.13発射機は再装備されず、代わりにハープーン4連装発射機が2基、艦橋とMk.13発射機跡の間に配置されました。

関連項目

アメリカ海軍艦艇一覧

外部リンク

USS McInerney official website
navsource.org: USS McInerney
navysite.de: USS McInerney
* MaritimeQuest USS McInerney FFG-8 pages

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