マック・ジョーンズ

マイケル・マコークル・"マック"・ジョーンズ

マイケル・マコークル "マック"・ジョーンズ（Michael McCorkle "Mac" Jones, 1998年9月5日 - ）は、アメリカ合衆国フロリダ州ジャクソンビル出身のアメリカンフットボール選手です。ポジションはクォーターバック（QB）で、現在はNFLのサンフランシスコ・49ersに所属しています。

大学以前

幼少期には子役としてコマーシャルに出演経験があります。高校時代はジャクソンビルのボールズスクールでアメリカンフットボールをプレーし、ジュニア時代の2015年にはチームをフロリダ州の地区決勝に導きました。最終学年の2016年には1532ヤードを獲得、29タッチダウンパスを記録し、チームはフロリダ州4Aのタイトルを獲得しました。

大学時代

2017年、カレッジフットボールの強豪として知られるアラバマ大学から奨学金のオファーを受け入学しました。当時、アラバマ大学にはジェイレン・ハーツとトゥア・タゴヴァイロアという2人のトップレベルのQBが在籍しており、ジョーンズは出場機会を得られませんでした。同年11月には飲酒運転で逮捕されています。翌年の春のゲームでは289ヤードと2つのタッチダウンパスを記録しましたが、レギュラーシーズンでの出場はありませんでした。

2018年のシーズンでは、主にスペシャルチームのホルダーとして15試合中14試合に出場しました。LSU戦では、アラバマ大学史上2番目の獲得ヤードとなる94ヤードのタッチダウンパスをジェイレン・ワドルに通し、大学記録となりました。

2019年、タゴヴァイロアが股関節に重傷を負ったため、ジョーンズはシーズンの後半から先発QBを務めることになりました。4試合に先発し、アーカンソー大学とウェスタンカロライナ大学に勝利し、アイアンボウルではオーバーン大学に敗れました。シトラスボウルではミシガン大学に35-16で勝利しています。この年、ジョーンズは11試合に出場し、14本のタッチダウンパスと1,503ヤードを獲得しました。

タゴヴァイロアが2020年のNFLドラフトにエントリーしたため、ジョーンズはアラバマ大学の先発QBに就任しました。2020年のSECチャンピオンシップゲームでは、418ヤードを獲得、5本のタッチダウンパスを記録し、チームを勝利に導きました。2021年のナショナルチャンピオンシップゲーム準決勝のローズボウルでは、ノートルダム大学を相手に4本のタッチダウンパスを記録し勝利。決勝ではオハイオ州立大学に勝利し、全米王者に輝きました。ジョーンズは464ヤードを獲得、5本のタッチダウンパスを記録しました。2020年シーズンを4,500ヤード、41タッチダウンパス、4インターセプトという素晴らしい成績で終え、数々の賞を受賞、ハイズマン賞の最終候補にも選ばれました。

2020年シーズン終了後、ジョーンズは2021年のNFLドラフトに参加することを発表しました。

プロキャリア

2021年のNFLドラフトでは、1巡目全体15位でニューイングランド・ペイトリオッツに指名されました。7月に、4年1,560万ドルのルーキー契約を結びました。

2021年のプレシーズンゲーム後、キャム・ニュートンに代わり先発QBに起用され、第2週のニューヨーク・ジェッツ戦で初勝利を収めました。ルーキーシーズン中にチームをプレーオフに導き、プロボウルに選出される活躍を見せました。

2022年はオフェンシブコーディネーターの変更などもあり苦戦。シーズン中に足首を負傷し、数試合を欠場しました。

2023年はビル・オブライエンがOCに就任し、期待されましたが、安定したパフォーマンスを発揮できず、シーズン途中からベイリー・ザッピーに先発を譲る形となりました。

2024年3月、ジャクソンビル・ジャガーズへトレードされ、さらに2025年3月にはサンフランシスコ・49ersと2年契約を結び、新たなチームで再起を目指します。

NFLキャリア成績

外部リンク
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