マッドシャーク

概要

『マッドシャーク』（英: MAD SHARK）は、アルュメによって開発され、1993年11月にエイブルコーポレーションから発売された業務用ビデオゲームです。近未来をテーマにしたこの作品は、2人同時プレイが可能な縦スクロールシューティングゲームで、全7ステージを含む無限ループのゲームプレイが特徴です。

ゲームデザイン

このゲームのシステムやデザインは、セイブが開発したシューティングゲーム『雷電』に似ている部分が多いです。販売元のアルュメは他の類似作品も手掛けており、シューティングゲーム分野での存在感を示しています。実際、『マッドシャーク』は『雷電III』以降の開発に関わったMOSSが制作に参画しているので、技術的にもクオリティが保証されています。

ゲームシステム

自機には2つの色、1Pは赤、2Pは青の機体が用意されており、それぞれ8方向のレバーと2つのボタン（ショット、ボム）で操作します。

自機の攻撃

自機には主に3種類のメインウェポン（マッド・ミサイル、シャーク・バルカン、ダーマ・レーザー）と1種類のサブウェポン（バード・ミサイル）が搭載されています。メインウェポンは、敵を攻撃するために同時に使用でき、特定のアイテムを取得することで使用できるサブウェポンも存在します。また、ボムも活用でき、状況に応じて戦略的に使い分けが求められます。

自機のパワーアップに伴い、形状が変化し大型化するのもプレイヤーにとっての楽しみです。敵の攻撃を受けると自機は破壊されますが、1人の場合は復活可能で、2人同時プレイの場合はその場で復活します。全ての残機を失うとゲームオーバーになります。

アイテムと装備

ゲーム内では、特定の敵機や地上物を破壊することで様々なアイテムが出現します。アイテムを取ることでパワーアップが可能で、メインウェポンは排他選択のため、取得したアイテムによって装備が変わります。また、特定の条件を満たすとボーナス得点が得られるシステムも用意されています。

ステージ構成

本作は全7ステージで構成されており、初めの4ステージは地表での戦闘、残りは宇宙空間での戦闘が展開されます。特にステージ4をクリアすると、宇宙へ飛び立つデモが挿入され、ゲームの進行を演出します。最終のステージ7をクリアすることでエンディングを迎え、次の周回に突入します。

移植版

アーケードアーカイブス版が登場し、ユーザーが独自の設定を行えるようになっており、さまざまな楽しみ方が導入されています。

おわりに

『マッドシャーク』は、スピーディでエキサイティングなゲームプレイと、プレイヤー同士の協力でより楽しめる要素が盛り込まれており、シューティングゲームの名作の一つとして今でも多くのファンに親しまれています。

もう一度検索