マンガ・カ・ケール
『マンガ・カ・ケール』（MANGA KAKERU）は、グランゼーラが開発したPlayStation VitaとPlayStation 4|PlayStation_4向けのダウンロード専用ソフトウェアです。このツールは、「絵が描けなくても漫画が描ける」というコンセプトを掲げ、3Dモデリングされたキャラクターや多様な素材を組み合わせて、手軽に漫画を作成できる点が特徴です。
概要
2018年1月26日にPlayStation Vita版が先行配信され、同年6月19日にはPlayStation 4|PlayStation_4版がリリースされました。当初、PS Vita版は600円で販売されていましたが、PS4版の配信開始に伴い800円に価格改定されました。PS Vita版の購入者は、PS4版を100円で追加購入できる特典があり、どちらかのプラットフォーム版を購入すれば、両方のプラットフォームでプレイが可能になります。
このソフトウェアのセールスポイントは、豊富な素材を活用して、絵を描くスキルがなくても漫画を制作できる点です。学園ものを中心に約3000種類の素材が用意されており、恋愛、サスペンス、野球、喧嘩、超能力バトルといった多様なジャンルの漫画を作成できます。もちろん、ユーザーのアイデア次第で、学園ものに限らず幅広いテーマの漫画を制作することも可能です。アップデートやダウンロードコンテンツによって、サッカー、音楽、SF、ギャンブルなど、新たなジャンルの素材が順次追加され、制作できる漫画の幅が広がっています。
PS Vita版では、背景素材として、カメラで撮影した写真や保存された画像データを活用できます。これらの素材は、PS Vita版からPS4版へのデータ移行を通じて、PS4版でも利用できます。
また、アドベンチャー形式で選択肢を選ぶだけで、漫画の第1話を作成できる「第1話ジェネレーター」も搭載されています。作成した漫画は、ゲーム内で閲覧するだけでなく、公式漫画投稿サイト「マンガ・ヨメール」に投稿したり、画像ファイルとして保存することも可能です。個人での公開や同人活動への利用も許可されています。
このソフトウェアは、元々ウェブテクノロジの『コミPo!』に影響を受けて制作が開始されたものであり、同社も制作に協力しています。ただし、『コミPo!』のようなページマンガ形式ではなく、四コママンガ風にコマを繋げていく形式になります（コマの形は指定できます）。
PlayStation Plus会員は、有料のダウンロードソフトウェアであるにもかかわらず無料でダウンロードできます（アイテム課金は別途存在します）。グランゼーラ初の新規IPタイトルとして2014年10月に制作が発表されました。当初は2014年内のリリースを予定していましたが、データ不備により発売が延期され、2015年冬の発売予定に変更されました。その後、2015年4月24日に発売日未定と発表されました。2年以上の情報公開がない期間を経て、2017年末に2018年に発売されることが公表され、PS4とのマルチプラットフォーム化も発表されました。
各プラットフォームは別ソフト扱いとなるため、漫画データの共有はできませんが、PS Vita版からPS4版へのデータ移行は可能です（PS4版からPS Vita版へのデータ移行は不可）。
機能
エディットモード: 1コマずつ編集し、漫画を作成するモード。素材や登場人物作成モードで設定したキャラクターを使って漫画を描画します。1コマに配置できる素材数、1セーブデータで配置できるコマ数はそれぞれ上限が設けられています。
登場人物作成モード: 漫画に登場するキャラクターを作成するモード。性別、名前、髪型、顔つき、服装、体格などを設定できます。同一キャラクターの見た目を変えたい場合は、別のキャラクターとして作成する必要があります。靴は足首までがパーツに含まれるため、靴下との組み合わせにはある程度の制約があります。体格は身長と顔の大きさのみ設定可能。帽子や眼鏡、ほくろ、傷などを設定できますが、髭は設定できません（エディットモードでアイテムとして追加できます）。1セーブデータで登録できる登場人物は30人までです。
マンガを画像出力: 作成した漫画を高画質の画像ファイルとして保存します。コマ単位で書き出すことができ、ファイル形式はPS Vita版ではJPEG、PS4版ではPNGとなります。
マンガを投稿: 作成した漫画を公式投稿サイト「マンガ・ヨメール」にアップロードします。投稿時にタグ、説明文、公開設定を編集できます。コメント欄の編集は「マンガ・ヨメール」内のマイページでのみ可能です。最大投稿数は1アカウントにつき150ですが、ゲーム自体のセーブデータ数は30までなので、適宜バックアップを取るか削除する必要があります。
ビュワーモード: 作成したコマを並べて閲覧するモードです。レイアウトは2×2、3×3、4×4の3種類から選択可能です。
アシスタント: プレイヤーのアシスタントとなるキャラクターを作成します。アシスタントは全セーブデータ共通で、ヘルプメッセージの表示や漫画のデータ状況を知らせてくれます。後から作成し直すことも可能です。
データを送る、受け取る: PS Vita版からPS4版へ漫画データをセーブデータ単位で転送します。サーバーに24時間アップロードし、PS Vita版に表示された4桁の数字をPS4版で入力することでダウンロードできます。データはPSNアカウントに紐付けられているため、別のアカウントで読み込むことはできません。
素材
各パーツはモノクロ表示がデフォルトですが、カラー、セピア表示にしたり、トーンの濃さを変更したりすることも可能です。透明度や縁の太さを設定したり、コマからはみ出す演出もできます。キャラクターとアイテムの3Dオブジェクトは、向きや角度、距離を自由に調整できます。その他の2Dオブジェクトは、角度と倍率を変更できます。
1コマにつき14個まで素材を配置できますが、3Dオブジェクトは合計10個までです。また、1セーブデータで使用できるデータ量とオブジェクト数にも制限があり、この制限内で160コマ全てを埋めることは難しいです。
キャラクター
登場人物作成モードで作成したキャラクターを配置できます。キャラクターは位置、サイズ、向き、ポーズ、表情、顔色、目線、首や手の向き、手持ちアイテム、手の形、髪のなびきなどを設定できます。ポーズはあらかじめ用意されたパターンから選択しますが、女性キャラクターの場合は、見本と若干異なる独自のポーズになっている場合があります。パースの強弱も設定可能です。
アイテム
小道具を配置できます。食べ物、文房具などの小さいものから、乗り物、床、壁、建造物などの大きなもの、体の一部、無機質な物体、水しぶきなどが含まれます。一部のカテゴリを除き、キャラクターの手に持たせることも可能です。
ふきだし
登場人物の台詞やナレーションなどのテキストを表示する吹き出しを配置します。楕円形、トゲトゲ、四角など、複数のデザインパターンから選択できます。枠なしでテキストのみを表示することも可能です。テキストはフォントや縁を設定できますが、縦書きか横書きのみで、角度を細かく調整することはできません。フォントは、ゴシック体、明朝体、アンチック体の3種類と、それぞれの太字の合計6種類です。PS Vita版とPS4版ではフォントの形状が若干異なります。
描き文字
擬音や演出に使う描き文字を配置します。「ドン！」など、漫画の定番であるパターンが多数用意されていますが、一文字ずつ配置することも可能です。ただし、一文字につき素材一つ分としてカウントされるため、多く配置することはできません。
漫符
感情や動作を表す漫符を、パターンの中から選択して配置します。影、出血表現、ギャグ漫画調のデフォルメ顔などの演出も含まれています。
効果
集中線、グラデーション、光源、湯気などの演出効果を配置します。
背景
背景画像を配置します。背景は伸縮自在で、向きを変更することもできます。一部の背景は背景が透過処理されているため、組み合わせることも可能です。
PS Vita版では、外部画像やカメラで撮影した写真を取り込むことができ、PS4版では、作成済みのコマを取り込むことができます。PS Vita版のデータを移行すれば、PS4版でも外部画像の取り込みが可能です。
取り込める画像はJPEG形式で、解像度64x64から2032x1088ピクセル、データサイズが1.3Mバイト以下に制限されており、これを超える場合は自動的に縮小されます。
ペイントパレット
自分で線を描いて絵を描く機能です。描いた絵はパターンとして保存され、素材として配置できます。1セーブデータで使用できる絵は最大9枚です。
グループ
キャラクターとアイテムの3Dオブジェクトをグループ化する機能です。複数の素材を同時に動かしたり、立体的に重ね合わせたりできますが、グループ自体も素材としてカウントされるため、配置できる素材数は少なくなります。
字符グループ
アップデートで追加された機能で、通常グループでは選択できない漫符、描き文字、吹き出し、効果をグループ化することができます。
テンプレート
あらかじめ用意されたコマの構図を配置できます。一部のテンプレートを除き、キャラクターは登場人物作成モードの一番上のキャラクターが配置されます。配置後のコマは自由に編集できます。
第1話ジェネレーター
アドベンチャーゲーム形式で選択肢を選ぶだけで、漫画の第1話を作成できる機能です。ストーリーを読み進めるにつれてコマが生成され、途中でキャラクターの名前や外見、背景などの編集を指示されることで、基本操作を習得できます。「学園コミック編」となっており、作成される第1話も学園もので固定です。
選択肢に応じて、野球、恋愛、超能力、サスペンスのジャンルに分岐し、ストーリー展開もシリアスなものからコメディまで様々です。あくまで第1話のジェネレーターであるため、ストーリーは完結しません。作成された第1話は自由に編集できます。ストーリーは必ず主人公とヒロインが登校中にぶつかるシーンから始まりますが、これも後から変更できます。
登場人物
初期設定では以下のキャラクターが登場しますが、第一話ジェネレーター終了後は、すべて変更可能です。
漫画カケル / 速水太一: 主人公の男子学生。ジャンルに応じて野球少年、事件を推理する探偵、超能力者になります。PS4版では名前が「速水太一」となっており、顔も違うモデルが選ばれています。登場人物作成モードではPS Vita版の初期設定が男性キャラクターのデフォルトデータになっています。Unity Asset Storeでは、アセットが販売されています。
二葉ほのか / マンガ香久代: ヒロインの女子学生。登校中にカケルとぶつかり、その際に何を落としたかでジャンルが分岐します。ジャンルに応じて殺人犯、野球部のマネージャー、超能力少女になりますが、カケルと恋愛関係になることはほとんどありません。PS4版では初期設定の顔が変わっています。彼女のPS Vita版の初期設定は、登場人物作成モードの女性キャラクターのデフォルトデータとなっています。第一話ジェネレーターの初期の髪型はポニーテールですが、ゲーム『巨影都市』にブロマイドとして登場した際にはショートカットで描かれています。
四条ミサ: カケルのクラスメイトで、ほのかの友人です。超能力編では生徒会に脅され、サスペンス編ではヒロインのような役割になります。
長谷川カズヤ: カケルのクラスの担任教師です。どのジャンルでも転校生のカケルを生徒に紹介します。
新見ユカリ: 生徒会長です。どのジャンルでも高圧的な態度を取りますが、サスペンス編では殺害されます。超能力編では超能力で学園を支配しており、従わないほのかを始末しようとしますが、カケルに超能力で吹き飛ばされたりスカートをめくられたりします。
安藤礼二: 生徒会副会長です。どのジャンルでもユカリに付き従います。サスペンス編ではカケルたちとともにユカリの遺体を発見します。
笠原フミト: 生徒会庶務です。どのジャンルでもユカリに付き従います。超能力編でユカリのスカートがめくられると、飛び跳ねて驚きます。
佐藤ヒロノブ: 野球部のキャプテンです。野球編に登場します。選択肢によってはカケルに告白され、拒否することなく応じます。
中沢ケイコ: 美人の保健医です。サスペンス編に登場します。選択肢によってはカケルを誘惑します。
高城良太: ピアノを弾く謎の男子生徒です。恋愛編に登場します。選択肢によってはカケルとの禁断の愛に目覚めます。
挿入歌
「雨のち星空」
作詞・作曲・唄 - しの＊たえこ / 編曲 - 東大黒、しの＊たえこ
「Break the Limit」
作詞・作曲・唄 - しの＊たえこ / 編曲 - 東大黒、しの＊たえこ
関連項目
コミPo!: 本作の制作に影響を与えたソフトウェア。
絶体絶命都市、絶体絶命都市2 -凍てついた記憶たち-: 本作のダウンロードコンテンツ「絶体絶命都市パック」に、登場人物の服装やアイテムなどの関連素材が収録されています。
巨影都市: 本作の服装素材に、作中のコスチュームが一部含まれています。また、第1話ジェネレーターのヒロイン「二葉ほのか」がブロマイドとして登場します。
絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-: 作中に本作の宣伝ポスターが登場します。また、「二葉ほのか」とデフォルトキャラクターである「漫画カケル」「マンガ香久代」がコンパスとして登場します。
R-TYPE FINAL2: アップデートで関連素材が追加され、ダウンロードコンテンツ「R-TYPE FINAL 2パック」ではさらに多くの素材が配信されています。
詳細については、公式サイトをご確認ください。
マンガ・カ・ケール 公式サイト
概要
2018年1月26日にPlayStation Vita版が先行配信され、同年6月19日にはPlayStation 4|PlayStation_4版がリリースされました。当初、PS Vita版は600円で販売されていましたが、PS4版の配信開始に伴い800円に価格改定されました。PS Vita版の購入者は、PS4版を100円で追加購入できる特典があり、どちらかのプラットフォーム版を購入すれば、両方のプラットフォームでプレイが可能になります。
このソフトウェアのセールスポイントは、豊富な素材を活用して、絵を描くスキルがなくても漫画を制作できる点です。学園ものを中心に約3000種類の素材が用意されており、恋愛、サスペンス、野球、喧嘩、超能力バトルといった多様なジャンルの漫画を作成できます。もちろん、ユーザーのアイデア次第で、学園ものに限らず幅広いテーマの漫画を制作することも可能です。アップデートやダウンロードコンテンツによって、サッカー、音楽、SF、ギャンブルなど、新たなジャンルの素材が順次追加され、制作できる漫画の幅が広がっています。
PS Vita版では、背景素材として、カメラで撮影した写真や保存された画像データを活用できます。これらの素材は、PS Vita版からPS4版へのデータ移行を通じて、PS4版でも利用できます。
また、アドベンチャー形式で選択肢を選ぶだけで、漫画の第1話を作成できる「第1話ジェネレーター」も搭載されています。作成した漫画は、ゲーム内で閲覧するだけでなく、公式漫画投稿サイト「マンガ・ヨメール」に投稿したり、画像ファイルとして保存することも可能です。個人での公開や同人活動への利用も許可されています。
このソフトウェアは、元々ウェブテクノロジの『コミPo!』に影響を受けて制作が開始されたものであり、同社も制作に協力しています。ただし、『コミPo!』のようなページマンガ形式ではなく、四コママンガ風にコマを繋げていく形式になります（コマの形は指定できます）。
PlayStation Plus会員は、有料のダウンロードソフトウェアであるにもかかわらず無料でダウンロードできます（アイテム課金は別途存在します）。グランゼーラ初の新規IPタイトルとして2014年10月に制作が発表されました。当初は2014年内のリリースを予定していましたが、データ不備により発売が延期され、2015年冬の発売予定に変更されました。その後、2015年4月24日に発売日未定と発表されました。2年以上の情報公開がない期間を経て、2017年末に2018年に発売されることが公表され、PS4とのマルチプラットフォーム化も発表されました。
各プラットフォームは別ソフト扱いとなるため、漫画データの共有はできませんが、PS Vita版からPS4版へのデータ移行は可能です（PS4版からPS Vita版へのデータ移行は不可）。
機能
エディットモード: 1コマずつ編集し、漫画を作成するモード。素材や登場人物作成モードで設定したキャラクターを使って漫画を描画します。1コマに配置できる素材数、1セーブデータで配置できるコマ数はそれぞれ上限が設けられています。
登場人物作成モード: 漫画に登場するキャラクターを作成するモード。性別、名前、髪型、顔つき、服装、体格などを設定できます。同一キャラクターの見た目を変えたい場合は、別のキャラクターとして作成する必要があります。靴は足首までがパーツに含まれるため、靴下との組み合わせにはある程度の制約があります。体格は身長と顔の大きさのみ設定可能。帽子や眼鏡、ほくろ、傷などを設定できますが、髭は設定できません（エディットモードでアイテムとして追加できます）。1セーブデータで登録できる登場人物は30人までです。
マンガを画像出力: 作成した漫画を高画質の画像ファイルとして保存します。コマ単位で書き出すことができ、ファイル形式はPS Vita版ではJPEG、PS4版ではPNGとなります。
マンガを投稿: 作成した漫画を公式投稿サイト「マンガ・ヨメール」にアップロードします。投稿時にタグ、説明文、公開設定を編集できます。コメント欄の編集は「マンガ・ヨメール」内のマイページでのみ可能です。最大投稿数は1アカウントにつき150ですが、ゲーム自体のセーブデータ数は30までなので、適宜バックアップを取るか削除する必要があります。
ビュワーモード: 作成したコマを並べて閲覧するモードです。レイアウトは2×2、3×3、4×4の3種類から選択可能です。
アシスタント: プレイヤーのアシスタントとなるキャラクターを作成します。アシスタントは全セーブデータ共通で、ヘルプメッセージの表示や漫画のデータ状況を知らせてくれます。後から作成し直すことも可能です。
データを送る、受け取る: PS Vita版からPS4版へ漫画データをセーブデータ単位で転送します。サーバーに24時間アップロードし、PS Vita版に表示された4桁の数字をPS4版で入力することでダウンロードできます。データはPSNアカウントに紐付けられているため、別のアカウントで読み込むことはできません。
素材
各パーツはモノクロ表示がデフォルトですが、カラー、セピア表示にしたり、トーンの濃さを変更したりすることも可能です。透明度や縁の太さを設定したり、コマからはみ出す演出もできます。キャラクターとアイテムの3Dオブジェクトは、向きや角度、距離を自由に調整できます。その他の2Dオブジェクトは、角度と倍率を変更できます。
1コマにつき14個まで素材を配置できますが、3Dオブジェクトは合計10個までです。また、1セーブデータで使用できるデータ量とオブジェクト数にも制限があり、この制限内で160コマ全てを埋めることは難しいです。
キャラクター
登場人物作成モードで作成したキャラクターを配置できます。キャラクターは位置、サイズ、向き、ポーズ、表情、顔色、目線、首や手の向き、手持ちアイテム、手の形、髪のなびきなどを設定できます。ポーズはあらかじめ用意されたパターンから選択しますが、女性キャラクターの場合は、見本と若干異なる独自のポーズになっている場合があります。パースの強弱も設定可能です。
アイテム
小道具を配置できます。食べ物、文房具などの小さいものから、乗り物、床、壁、建造物などの大きなもの、体の一部、無機質な物体、水しぶきなどが含まれます。一部のカテゴリを除き、キャラクターの手に持たせることも可能です。
ふきだし
登場人物の台詞やナレーションなどのテキストを表示する吹き出しを配置します。楕円形、トゲトゲ、四角など、複数のデザインパターンから選択できます。枠なしでテキストのみを表示することも可能です。テキストはフォントや縁を設定できますが、縦書きか横書きのみで、角度を細かく調整することはできません。フォントは、ゴシック体、明朝体、アンチック体の3種類と、それぞれの太字の合計6種類です。PS Vita版とPS4版ではフォントの形状が若干異なります。
描き文字
擬音や演出に使う描き文字を配置します。「ドン！」など、漫画の定番であるパターンが多数用意されていますが、一文字ずつ配置することも可能です。ただし、一文字につき素材一つ分としてカウントされるため、多く配置することはできません。
漫符
感情や動作を表す漫符を、パターンの中から選択して配置します。影、出血表現、ギャグ漫画調のデフォルメ顔などの演出も含まれています。
効果
集中線、グラデーション、光源、湯気などの演出効果を配置します。
背景
背景画像を配置します。背景は伸縮自在で、向きを変更することもできます。一部の背景は背景が透過処理されているため、組み合わせることも可能です。
PS Vita版では、外部画像やカメラで撮影した写真を取り込むことができ、PS4版では、作成済みのコマを取り込むことができます。PS Vita版のデータを移行すれば、PS4版でも外部画像の取り込みが可能です。
取り込める画像はJPEG形式で、解像度64x64から2032x1088ピクセル、データサイズが1.3Mバイト以下に制限されており、これを超える場合は自動的に縮小されます。
ペイントパレット
自分で線を描いて絵を描く機能です。描いた絵はパターンとして保存され、素材として配置できます。1セーブデータで使用できる絵は最大9枚です。
グループ
キャラクターとアイテムの3Dオブジェクトをグループ化する機能です。複数の素材を同時に動かしたり、立体的に重ね合わせたりできますが、グループ自体も素材としてカウントされるため、配置できる素材数は少なくなります。
字符グループ
アップデートで追加された機能で、通常グループでは選択できない漫符、描き文字、吹き出し、効果をグループ化することができます。
テンプレート
あらかじめ用意されたコマの構図を配置できます。一部のテンプレートを除き、キャラクターは登場人物作成モードの一番上のキャラクターが配置されます。配置後のコマは自由に編集できます。
第1話ジェネレーター
アドベンチャーゲーム形式で選択肢を選ぶだけで、漫画の第1話を作成できる機能です。ストーリーを読み進めるにつれてコマが生成され、途中でキャラクターの名前や外見、背景などの編集を指示されることで、基本操作を習得できます。「学園コミック編」となっており、作成される第1話も学園もので固定です。
選択肢に応じて、野球、恋愛、超能力、サスペンスのジャンルに分岐し、ストーリー展開もシリアスなものからコメディまで様々です。あくまで第1話のジェネレーターであるため、ストーリーは完結しません。作成された第1話は自由に編集できます。ストーリーは必ず主人公とヒロインが登校中にぶつかるシーンから始まりますが、これも後から変更できます。
登場人物
初期設定では以下のキャラクターが登場しますが、第一話ジェネレーター終了後は、すべて変更可能です。
漫画カケル / 速水太一: 主人公の男子学生。ジャンルに応じて野球少年、事件を推理する探偵、超能力者になります。PS4版では名前が「速水太一」となっており、顔も違うモデルが選ばれています。登場人物作成モードではPS Vita版の初期設定が男性キャラクターのデフォルトデータになっています。Unity Asset Storeでは、アセットが販売されています。
二葉ほのか / マンガ香久代: ヒロインの女子学生。登校中にカケルとぶつかり、その際に何を落としたかでジャンルが分岐します。ジャンルに応じて殺人犯、野球部のマネージャー、超能力少女になりますが、カケルと恋愛関係になることはほとんどありません。PS4版では初期設定の顔が変わっています。彼女のPS Vita版の初期設定は、登場人物作成モードの女性キャラクターのデフォルトデータとなっています。第一話ジェネレーターの初期の髪型はポニーテールですが、ゲーム『巨影都市』にブロマイドとして登場した際にはショートカットで描かれています。
四条ミサ: カケルのクラスメイトで、ほのかの友人です。超能力編では生徒会に脅され、サスペンス編ではヒロインのような役割になります。
長谷川カズヤ: カケルのクラスの担任教師です。どのジャンルでも転校生のカケルを生徒に紹介します。
新見ユカリ: 生徒会長です。どのジャンルでも高圧的な態度を取りますが、サスペンス編では殺害されます。超能力編では超能力で学園を支配しており、従わないほのかを始末しようとしますが、カケルに超能力で吹き飛ばされたりスカートをめくられたりします。
安藤礼二: 生徒会副会長です。どのジャンルでもユカリに付き従います。サスペンス編ではカケルたちとともにユカリの遺体を発見します。
笠原フミト: 生徒会庶務です。どのジャンルでもユカリに付き従います。超能力編でユカリのスカートがめくられると、飛び跳ねて驚きます。
佐藤ヒロノブ: 野球部のキャプテンです。野球編に登場します。選択肢によってはカケルに告白され、拒否することなく応じます。
中沢ケイコ: 美人の保健医です。サスペンス編に登場します。選択肢によってはカケルを誘惑します。
高城良太: ピアノを弾く謎の男子生徒です。恋愛編に登場します。選択肢によってはカケルとの禁断の愛に目覚めます。
挿入歌
「雨のち星空」
作詞・作曲・唄 - しの＊たえこ / 編曲 - 東大黒、しの＊たえこ
「Break the Limit」
作詞・作曲・唄 - しの＊たえこ / 編曲 - 東大黒、しの＊たえこ
関連項目
コミPo!: 本作の制作に影響を与えたソフトウェア。
絶体絶命都市、絶体絶命都市2 -凍てついた記憶たち-: 本作のダウンロードコンテンツ「絶体絶命都市パック」に、登場人物の服装やアイテムなどの関連素材が収録されています。
巨影都市: 本作の服装素材に、作中のコスチュームが一部含まれています。また、第1話ジェネレーターのヒロイン「二葉ほのか」がブロマイドとして登場します。
絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-: 作中に本作の宣伝ポスターが登場します。また、「二葉ほのか」とデフォルトキャラクターである「漫画カケル」「マンガ香久代」がコンパスとして登場します。
R-TYPE FINAL2: アップデートで関連素材が追加され、ダウンロードコンテンツ「R-TYPE FINAL 2パック」ではさらに多くの素材が配信されています。
詳細については、公式サイトをご確認ください。
マンガ・カ・ケール 公式サイト
もう一度検索
【記事の利用について】
タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。
【リンクついて】
リンクフリーです。