マーカス・バンクス

マーカス・バンクス：NBAで活躍したポイントガード

マーカス・バンクス（Arthur LaMarcus Banks, 1981年11月19日生まれ）は、アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガス出身の元プロバスケットボール選手です。身長188cm、体重100kgと、ポイントガードとしては恵まれた体格の持ち主でした。

大学時代

バンクスは1999年から2001年までディキシー大学でプレイした後、2001年にUNLV（ネバダ大学ラスベガス校）に編入しました。UNLVでは2年間で平均18.1得点、3.3リバウンド、4.3アシストを記録し、その才能を開花させました。

NBAでのキャリア

2003年のNBAドラフトで、バンクスはメンフィス・グリズリーズから1巡目13位という高い評価を受けて指名されました。しかし、ドラフト直後にトロイ・ベル、ダンテ・ジョーンズとのトレードで、ケンドリック・パーキンスと共にボストン・セルティックスへ移籍することになります。

ルーキーイヤーとなった2003-04シーズン、バンクスは81試合に出場し、平均5.9得点、2.2リバウンド、1.1スティールを記録しました。翌2004-05シーズンも81試合に出場しましたが、出場時間は減少傾向にありました。2005-06シーズンも出場時間は15分弱にとどまりましたが、ミネソタ・ティンバーウルブズへのトレードが転機となります。

ウルブズでは40試合に出場し、自身最高の平均12.0得点、2.9リバウンド、4.7アシスト、1.2スティールを記録しました。シーズン終了後、フェニックス・サンズと契約しますが、3ポイントシュートを多用するチームのプレースタイルに馴染めず、1年目は自己最低の45試合の出場に終わりました。

2007-08シーズン途中には、シャキール・オニールとの交換でショーン・マリオンとともにマイアミ・ヒートに移籍しました。さらに、2009年2月13日には再びショーン・マリオンと共に、ジャーメイン・オニール、ジャマリオ・ムーンとのトレードでトロント・ラプターズへ移籍するなど、NBAでのキャリアは移籍の多いものでした。

NBAでのバンクスは、ポイントガードとして得点能力とアシスト能力を発揮し、複数のチームで貢献しました。特にミネソタ・ティンバーウルブズ時代には、そのポテンシャルを最大限に発揮し、自身最高の成績を残しています。

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