ミヅマアートギャラリー

ミヅマアートギャラリーは、1994年に三潴末雄によって東京・青山に設立された現代美術ギャラリーです。創業以来、日本国内外の現代美術家を中心に、絵画、彫刻、インスタレーションなど幅広いジャンルの作品を取り扱ってきました。特に、日本的なモチーフや伝統的な要素を現代的な表現に取り入れた作家を多く紹介しており、会田誠、山口晃、天明屋尚といった、現代美術界を代表する作家たちの作品を積極的に展示しています。

ミヅマアートギャラリーは、単に作品を展示するだけでなく、作家の育成と発掘にも力を入れています。若手作家の支援を積極的に行い、彼らの成長を長期的にサポートすることで、現代美術界の活性化に貢献しています。また、近年はアートフェアへの参加など、海外進出にも積極的に取り組んでおり、日本の現代美術を世界に発信する役割も担っています。

2008年には北京に「Mizuma & One Gallery」をオープンし、2012年にはシンガポールのギルマンバラックスに「Mizuma Gallery」を開廊しました（北京のギャラリーは2014年に閉鎖）。これらの海外拠点の開設により、ミヅマアートギャラリーは、アジアの現代美術シーンにおけるプレゼンスをさらに高めています。また、東京では市谷田町を「ミヅマアートギャラリー」として、中目黒を「ミヅマアクション」として展開していましたが、「ミヅマアクション」は2011年9月1日より休廊しています。

ミヅマアートギャラリーの主な展覧会歴としては、2017年の天明屋尚「形質転換」展、2016年の山口晃「室町バイブレーション」展や会田誠展「はかないことを夢もうではないか、そうして、事物のうつくしい愚かしさについて思いめぐらそうではないか。」、2015年の天野喜孝展「AURUM」など、毎年数多くの意欲的な展覧会を開催しています。また、O JUN、棚田康司、岡本瑛里、杜昆など、国内外の多彩な作家の個展やグループ展も開催しており、その活動は多岐に渡ります。2010年には池田学の「焦点」展や会田誠の「絵バカ」展、2008年には会田誠の「ワイはミヅマの岩鬼じゃーい！！」展など、話題を呼んだ展覧会も数多くあります。

ミヅマアートギャラリーは、現代美術の多様な表現を紹介するとともに、若手作家の育成と国際的な交流にも積極的に取り組むことで、日本の現代美術シーンの発展に貢献し続けています。取り扱い作家には、会田誠、青山悟、池田学、O JUN、岡田裕子、岡本瑛里、烏丸由美、鴻池朋子、近藤聡乃、棚田康司、天明屋尚、山口晃、山本昌男など、現代美術界を代表する作家たちが名を連ねています。これらの作家たちは、それぞれ独自の表現方法やテーマを持ち、日本の現代美術を牽引する存在として、国内外から高い評価を受けています。

ギャラリーは火曜日から土曜日の11:00-19:00に開廊しており、有楽町線・南北線市ケ谷駅5出口より徒歩5分、JR飯田橋駅西口、東西線・有楽町線・南北線飯田橋駅B2a出口より徒歩8分の場所に位置しています。

ミヅマアートギャラリーは、今後も現代美術の最前線を切り開くギャラリーとして、その活動に注目が集まっています。

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