ミュゼエイリアン

ミュゼエイリアン（欧字名: Musee Alien、2012年2月1日 - ）は、日本の競走馬。

経歴

2014年の千葉サラブレッドセール2歳セッションにて、高橋仁氏に4536万円（税込）で落札されました。同年7月、福島競馬場の新馬戦（芝1800m）でデビューし、見事勝利を飾ります。続く重賞初挑戦となった札幌2歳ステークスでは、後方から鋭い末脚を繰り出し、ブライトエンブレムの4着と健闘しました。

3歳となった2015年、共同通信杯から始動し、リアルスティールの4着。そして3月、毎日杯ではテイエムクロタカをマークする形でレースを進め、直線で抜け出してダノンリバティとの激しい競り合いをハナ差で制し、重賞初制覇を達成しました。しかし、GI初挑戦となった皐月賞では、直線で伸びきれずドゥラメンテの7着。東京優駿では好スタートからハナを奪うも、直線で失速し10着に終わりました。秋のセントライト記念では、後の菊花賞馬となるキタサンブラックに交わされたものの、3/4馬身差の2着と好走しました。

この頃、馬主であった高橋氏が経営するミュゼプラチナムが経営難に陥り、資金繰りに苦慮していたため、ミュゼエイリアンも坂本肇氏へと売却されることとなりました。

菊花賞では、2コーナー過ぎで先頭に立つ積極的な競馬を見せるも、直線での伸びを欠き8着に敗れています。

4歳シーズンは秋まで休養し、富士ステークスで約1年ぶりに復帰するも11着。年末の師走ステークスでは最下位に沈み、シーズン終了後に去勢手術を受けました。5歳シーズンは5戦未勝利に終わり、6歳シーズン初戦の東風ステークスで毎日杯以来となる約3年ぶりの勝利を挙げましたが、これが競走馬生活最後の勝利となりました。

2020年12月、JRAの競走馬登録を抹消され、南関東・大井の松浦裕之厩舎へ移籍。しかし、レースに出走することなく、2021年9月に地方競馬からも登録を抹消され、引退しました。

引退後

引退後は、千葉市若葉区のクレイン千葉で乗馬となり、馬術競技大会にも出場しています。

血統

母系は名牝系で、エリンコート（優駿牝馬）、コンデュイット（BCターフ）、コスモメドウ（ダイヤモンドステークス）、ララクリスティーヌ（京都牝馬ステークス）などを輩出しています。

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