メビウス ファイナルファンタジー
『メビウス ファイナルファンタジー』（MOBIUS FINAL FANTASY、略称: MFF）は、スクウェア・エニックスが配信していたスマートフォン向けゲームです。2015年6月4日にサービスを開始し、2020年3月31日にサービスを終了しました。基本プレイは無料で、アイテム課金制が採用されていました。
本作は、『ファイナルファンタジー』シリーズの新規派生タイトルとして登場しました。「パラミティア」という惑星を舞台に、「光の戦士」と「カオスの軍勢」の戦いが描かれています。「ナンバリング級クオリティのスマートフォン用FF」をコンセプトに掲げ、モバイルRPGとしては破格のグラフィック品質を実現しました。また、北瀬佳範氏や野島一成氏といった、歴代ナンバリングFF作品に携わったクリエイターを起用したことも大きな特徴です。
2016年8月3日には、英語、中国語（繁体字）、韓国語に対応したグローバル版の配信が開始され、同年11月1日にはPC（Windows）版もリリースされました。
サービス開始当初はシステム面に不備が多く、遊びにくいという評価もありましたが、その後のアップデートでほぼ解消されました。シナリオは野島一成氏が監修しており、当初から骨太なFFらしいストーリーとして高い評価を得ていました。
2017年7月15日には、第1部「光の戦士篇」が完結し、2018年4月11日には第2部「破滅の戦士篇」のプロローグが配信され、4月27日には本編が開始されました。それに伴い、タイトルも『メビウス ファイナルファンタジー 破滅の戦士』へと改題されました。
過去のシリーズ作品とのコラボレーションイベントも本作の特徴の一つで、『ファイナルファンタジーVII』、『ファイナルファンタジーVIII』、『ファイナルファンタジーX』、『ファイナルファンタジーXII』、『ファイナルファンタジーXIII』とのコラボレーションが実現しました。特に、野島氏がオリジナルシナリオに関わっていた『VII』、『VIII』、『X』、『XIII』のイベントでは、クラウド、セフィロス、スコール、ティーダ、ライトニングといった人気キャラクターが登場し、ストーリーもオリジナル作品とリンクする内容となっていました。中でも、『X』のイベントはオリジナル版『X』と『X-2』の間を繋ぐ物語であり、オリジナル作品の内容を補完するものでした。
本作のストーリーは章立てで構成されており、アップデートによって新たなストーリーが追加されていました。各章への移動はワールドマップから行い、ワールドマップには期間ごとのイベントや、探索リージョン、チャレンジリージョンといった様々なマップが存在しました。
バトルは、シンプルな片手操作で楽しめるターン制コマンドバトルでした。画面をタップすることで「たたかう」が発動し、エレメントが蓄積されるとアビリティ攻撃が可能になりました。アビリティには、火、水、風、土、光、闇の属性があり、火と水、風と土、光と闇がそれぞれ相対関係にありました。ジョブによって使用できる属性は3つに決まっており、「たたかう」で発生するエレメントの属性もそこで決まります。エレメントドライブを行うことで、属性に対する耐性を得ることができ、また、その属性エレメントの発生率が一時的に減少しました。後にオートバトル機能も追加され、より快適にプレイできるようになりました。
ジョブは、召喚（ガチャ）でのみ入手可能でした。ジョブは、戦士系、魔道士系、レンジャー系、モンク系に大きく分かれ、それぞれに様々なジョブが存在しました。戦士系には暗黒騎士や竜騎士、魔道士系には黒魔道士や白魔道士、レンジャー系にはハンターやシーフ、モンク系には拳闘士やグラップラーなどがいました。ジョブごとに異なる必殺技を持っており、使える属性や必殺技を考慮してジョブを使い分ける必要がありました。ジョブを変更することで、ゲーム中のキャラクターのグラフィックも変化しました。さらに、過去作の登場人物になりきれるアルティメットジョブも存在し、これを使用するとキャラクターの外見も変化しました。2019年8月23日時点で、クラウド、セフィロス、ライトニング、ヤ・シュトラ、ティーダ、ユウナ、ギルガメッシュ、ティファ、エアリス、スコール、ジェクトのアルティメットジョブが存在していました。
ウォル（声 - 島﨑信長）：本作の主人公。記憶喪失の青年で、光の戦士候補としてパラミティアに召喚されます。冷静沈着でひねくれ者ですが、正義感も持ち合わせています。「光の戦士篇」の終盤では闇に堕ち、「破滅の戦士篇」では魔王に変貌します。
セーラ・ロット・コーネリア（声 - 原由実）：本作のヒロイン。パラミティア王国の王女で、光の戦士を待ち望んでいます。「破滅の戦士篇」では、魔王化したウォルを正気に戻すために戦います。
エコー（声 - 丹下桜）：妖精の女の子で、ウォルにしかその姿が見えません。ウォルに負けず劣らずのひねくれ者ですが、予言には詳しいです。
モグ（声 - 久野美咲）：モーグリ族の一人。ウォルの旅の案内役となりますが、物語中盤で命を落とします。
ガーランド（声 - 藤原啓治→石井康嗣）：知識と経験豊富な騎士。ウォルを光の戦士として導きますが、後に闇を渇望するようになり敵対します。
ヴォイス（声 - 関俊彦）：ウォルを導く謎の声。重要なことを伝えますが、核心までは語りません。その正体はパラミティアの創造主であり、黒幕です。
メイア（声 - M・A・O）：異端の魔女と呼ばれる女性。冷静で穏やかな物腰で、ウォルに助言や協力をします。
ブランク：ウォルと同じ名前を持つ光の戦士候補たち。記憶喪失で、ヴォイスから「過去のない空白の者達」と呼ばれています。
シド（声 - 広田みのる）
グラフ（声 - 武内駿輔）：『破滅の戦士』に登場。
ソフィ（声 - 高野麻里佳）：『破滅の戦士』に登場。
プロデューサー：北瀬佳範
ディレクター：鳥山求
プロジェクトリーダー：浜口直樹（第一部「光の戦士」篇）、白神剛志（第二部「破滅の戦士」篇）
アートディレクター：松田俊孝
キャラクターデザイン：板鼻利幸
グラフィックス & VFXディレクター：高井慎太郎
コンポーザー：鈴木光人
リードシナリオライター：渡辺大祐
シナリオスーパーバイザー：野島一成
メビウス ファイナルファンタジー ※払い戻しに関するお知らせの表記のみ
メビウス ファイナルファンタジー公式 (@mobiusff) - X（旧Twitter）
* メビウス ファイナルファンタジー - YouTubeプレイリスト
概要
本作は、『ファイナルファンタジー』シリーズの新規派生タイトルとして登場しました。「パラミティア」という惑星を舞台に、「光の戦士」と「カオスの軍勢」の戦いが描かれています。「ナンバリング級クオリティのスマートフォン用FF」をコンセプトに掲げ、モバイルRPGとしては破格のグラフィック品質を実現しました。また、北瀬佳範氏や野島一成氏といった、歴代ナンバリングFF作品に携わったクリエイターを起用したことも大きな特徴です。
2016年8月3日には、英語、中国語（繁体字）、韓国語に対応したグローバル版の配信が開始され、同年11月1日にはPC（Windows）版もリリースされました。
サービス開始当初はシステム面に不備が多く、遊びにくいという評価もありましたが、その後のアップデートでほぼ解消されました。シナリオは野島一成氏が監修しており、当初から骨太なFFらしいストーリーとして高い評価を得ていました。
2017年7月15日には、第1部「光の戦士篇」が完結し、2018年4月11日には第2部「破滅の戦士篇」のプロローグが配信され、4月27日には本編が開始されました。それに伴い、タイトルも『メビウス ファイナルファンタジー 破滅の戦士』へと改題されました。
過去のシリーズ作品とのコラボレーションイベントも本作の特徴の一つで、『ファイナルファンタジーVII』、『ファイナルファンタジーVIII』、『ファイナルファンタジーX』、『ファイナルファンタジーXII』、『ファイナルファンタジーXIII』とのコラボレーションが実現しました。特に、野島氏がオリジナルシナリオに関わっていた『VII』、『VIII』、『X』、『XIII』のイベントでは、クラウド、セフィロス、スコール、ティーダ、ライトニングといった人気キャラクターが登場し、ストーリーもオリジナル作品とリンクする内容となっていました。中でも、『X』のイベントはオリジナル版『X』と『X-2』の間を繋ぐ物語であり、オリジナル作品の内容を補完するものでした。
システム
本作のストーリーは章立てで構成されており、アップデートによって新たなストーリーが追加されていました。各章への移動はワールドマップから行い、ワールドマップには期間ごとのイベントや、探索リージョン、チャレンジリージョンといった様々なマップが存在しました。
バトル
バトルは、シンプルな片手操作で楽しめるターン制コマンドバトルでした。画面をタップすることで「たたかう」が発動し、エレメントが蓄積されるとアビリティ攻撃が可能になりました。アビリティには、火、水、風、土、光、闇の属性があり、火と水、風と土、光と闇がそれぞれ相対関係にありました。ジョブによって使用できる属性は3つに決まっており、「たたかう」で発生するエレメントの属性もそこで決まります。エレメントドライブを行うことで、属性に対する耐性を得ることができ、また、その属性エレメントの発生率が一時的に減少しました。後にオートバトル機能も追加され、より快適にプレイできるようになりました。
ジョブ
ジョブは、召喚（ガチャ）でのみ入手可能でした。ジョブは、戦士系、魔道士系、レンジャー系、モンク系に大きく分かれ、それぞれに様々なジョブが存在しました。戦士系には暗黒騎士や竜騎士、魔道士系には黒魔道士や白魔道士、レンジャー系にはハンターやシーフ、モンク系には拳闘士やグラップラーなどがいました。ジョブごとに異なる必殺技を持っており、使える属性や必殺技を考慮してジョブを使い分ける必要がありました。ジョブを変更することで、ゲーム中のキャラクターのグラフィックも変化しました。さらに、過去作の登場人物になりきれるアルティメットジョブも存在し、これを使用するとキャラクターの外見も変化しました。2019年8月23日時点で、クラウド、セフィロス、ライトニング、ヤ・シュトラ、ティーダ、ユウナ、ギルガメッシュ、ティファ、エアリス、スコール、ジェクトのアルティメットジョブが存在していました。
登場人物
ウォル（声 - 島﨑信長）：本作の主人公。記憶喪失の青年で、光の戦士候補としてパラミティアに召喚されます。冷静沈着でひねくれ者ですが、正義感も持ち合わせています。「光の戦士篇」の終盤では闇に堕ち、「破滅の戦士篇」では魔王に変貌します。
セーラ・ロット・コーネリア（声 - 原由実）：本作のヒロイン。パラミティア王国の王女で、光の戦士を待ち望んでいます。「破滅の戦士篇」では、魔王化したウォルを正気に戻すために戦います。
エコー（声 - 丹下桜）：妖精の女の子で、ウォルにしかその姿が見えません。ウォルに負けず劣らずのひねくれ者ですが、予言には詳しいです。
モグ（声 - 久野美咲）：モーグリ族の一人。ウォルの旅の案内役となりますが、物語中盤で命を落とします。
ガーランド（声 - 藤原啓治→石井康嗣）：知識と経験豊富な騎士。ウォルを光の戦士として導きますが、後に闇を渇望するようになり敵対します。
ヴォイス（声 - 関俊彦）：ウォルを導く謎の声。重要なことを伝えますが、核心までは語りません。その正体はパラミティアの創造主であり、黒幕です。
メイア（声 - M・A・O）：異端の魔女と呼ばれる女性。冷静で穏やかな物腰で、ウォルに助言や協力をします。
ブランク：ウォルと同じ名前を持つ光の戦士候補たち。記憶喪失で、ヴォイスから「過去のない空白の者達」と呼ばれています。
シド（声 - 広田みのる）
グラフ（声 - 武内駿輔）：『破滅の戦士』に登場。
ソフィ（声 - 高野麻里佳）：『破滅の戦士』に登場。
スタッフ
プロデューサー：北瀬佳範
ディレクター：鳥山求
プロジェクトリーダー：浜口直樹（第一部「光の戦士」篇）、白神剛志（第二部「破滅の戦士」篇）
アートディレクター：松田俊孝
キャラクターデザイン：板鼻利幸
グラフィックス & VFXディレクター：高井慎太郎
コンポーザー：鈴木光人
リードシナリオライター：渡辺大祐
シナリオスーパーバイザー：野島一成
出典
メビウス ファイナルファンタジー ※払い戻しに関するお知らせの表記のみ
メビウス ファイナルファンタジー公式 (@mobiusff) - X（旧Twitter）
* メビウス ファイナルファンタジー - YouTubeプレイリスト
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