ライアン・アーチディアコノ

ライアン・カラン・アーチディアコノ（Ryan Curran Arcidiacono, 1994年3月26日 - ）は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のプロバスケットボール選手です。現在はNBAGリーグのウィンディシティ・ブルズに所属しており、ポジションはポイントガードまたはシューティングガードを務めます。

大学時代

ビラノバ大学では、卓越したシューターとしてその才能を発揮しました。最終学年となった2016年には、レギュラーシーズンでの目覚ましい活躍が評価され、シニアクラス賞を受賞。さらに、ビッグイースト・カンファレンスの2ndチームにも選出されるなど、輝かしい実績を残しました。NCAAトーナメント決勝では、クリス・ジェンキンスへの決定的なアシストを成功させ、チームを優勝に導き、自身もファイナル最注目選手に選ばれるという栄誉に輝きました。

プロ入り後

2016年のNBAドラフトでは指名を受けることができませんでしたが、同年6月24日にサンアントニオ・スパーズと2年契約を締結しました。しかし、開幕ロースターに残ることができず、10月22日に解雇されました。その後、10月29日に傘下のオースティン・スパーズに送られ、NBA入りを目指すこととなりました。

2017年のNBAサマーリーグにはシカゴ・ブルズの一員として参加。7月5日には、イタリア・セリエAのユーヴェカセルタ・バスケットとの契約合意が報じられましたが、7月24日にブルズとツーウェイ契約を結び、再びNBAの舞台を目指すことになりました。

2021年9月28日、ボストン・セルティックスと契約を結びましたが、10月6日に契約を解除され、10月23日にはメイン・セルティックスにアサインされました。

2022年2月13日には、ニューヨーク・ニックスとの契約に合意。同年9月17日には、ニックスとの再契約を果たしました。

2023年2月9日、ジョシュ・ハートとのトレードで、スビ・ミハイリュク、キャム・レディッシュ、そして2023年のプロテクト付きドラフト1巡目指名権と共にポートランド・トレイルブレイザーズへ移籍しましたが、4月1日にブレイザーズから解雇されました。

その後、2023年9月15日に古巣であるニューヨーク・ニックスとの契約に再び合意しました。しかし、このシーズンは20試合に出場したものの、得点を挙げることができず、無得点による連続試合数のNBA記録を更新するという不本意な結果となりました。

2024年2月8日には、ボヤン・ボグダノビッチ、アレック・バークスとのトレードで、マラカイ・フリン、エバン・フォーニエ、クエンティン・グライムズ、そして将来のドラフト2巡目指名権と共にデトロイト・ピストンズへ移籍しましたが、その2日後にはピストンズから解雇されました。

そして、2024年2月23日、NBAGリーグのウィンディシティ・ブルズとの契約に合意し、新たな挑戦をスタートさせています。

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