ライズシティ池袋

ライズシティ池袋は、東京都豊島区東池袋四丁目に位置する市街地再開発地区の名称です。2007年1月に完成し、池袋駅の南東約700m、サンシャインシティの南側に位置しています。地区面積は約2.7ヘクタールで、東京メトロ東池袋駅と地下通路で直結しています。

再開発以前は、狭い道路と低層の木造住宅や小規模店舗が混在する地域でした。このため、土地の有効活用と防災性の向上を目指し、東池袋四丁目地区第一種市街地再開発事業が計画されました。この事業によって、15階建ての業務棟「ライズアリーナビル」と42階建ての住宅棟「エアライズタワー」が建設されました。

再開発の協議は1988年から始まり、1994年に東池袋四丁目地区市街地再開発組合が設立されました。その後、地権者との合意形成や事業計画、都市計画の変更を経て、2002年11月に権利変換計画が認可され、2004年2月に工事が着工、2007年1月に竣工しました。

また、北東側に隣接する東池袋四丁目第2地区でも市街地再開発事業が行われ、地上52階建ての複合ビル「アウルタワー」が建設されました。これにより、ライズシティ池袋とサンシャインシティの間が地下道で接続され、アクセスが向上しました。さらに、2015年5月には、豊島区役所などが入居する複合施設「としまエコミューゼタウン」とも地下通路で接続され、より一層の利便性が確保されました。

沿革

1988年7月：再開発協議会が発足。
1989年10月：再開発準備組合が設立。
1993年8月：都市計画が決定（再開発地区計画、高度利用地区、第一種市街地再開発事業、補助175号線変更）。
1994年11月：市街地再開発組合が設立。
2001年5月：都市計画が変更（第一種市街地再開発事業）。
2001年7月：事業計画等が変更（事業再構築）。
2002年11月：権利変換計画が認可。
2004年2月：工事着工。
2007年1月：工事完了。
2008年1月：市街地再開発組合が解散。

施設

ライズアリーナビル（業務棟）
2・3階：豊島区立舞台芸術交流センター「あうるすぽっと」。
4・5階：豊島区立中央図書館。
6階以上：日立製作所産業・流通ビジネスユニット。

エアライズタワー（住宅棟）

アクセス

鉄道
東京メトロ有楽町線：東池袋駅（6・7番出口が直結）。
都電荒川線：東池袋四丁目停留場（徒歩2分）。
JR線、西武池袋線、東武東上本線、東京メトロ（丸ノ内線、副都心線、有楽町線）：池袋駅（徒歩8分）。

バス
IKEBUS：AルートおよびBルート・東池袋駅停留所。
国際興業バス：池07系統・豊島区役所停留所。


ライズシティ池袋は、再開発によって安全性と利便性が向上し、地域全体の活性化に貢献しています。業務、住宅、文化施設が複合した都市型施設として、多くの人々に利用されています。

外部リンク

* ライズアリーナビル - 大成建設グループ

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