ライフ イズ ストレンジ トゥルー カラーズ

ライフ イズ ストレンジ トゥルー カラーズ

『ライフ イズ ストレンジ トゥルー カラーズ』は、Deck Nine Gamesが開発し、スクウェア・エニックスから2021年9月10日に発売されたグラフィックアドベンチャーゲームです。日本語版は2022年2月25日に発売されました。

概要

物語の舞台は、アメリカ、コロラド州の田舎町ヘイブン・スプリングス。主人公アレックス・チェンは、他人の感情をオーラとして視覚化し、共感、吸収、そして操作する超能力を持っています。彼女は、その力を使って、町の秘密や兄の死の真相を解き明かしていきます。

本作は、過去のシリーズ作品との繋がりを持ちつつも、独立した物語として楽しむことができます。物語デザイナーのFelice Kaunは、本作をシリーズのスピンオフではなく、事実上の『ライフ イズ ストレンジ 3』であると述べています。ゲーム内の時間軸はシリーズと共有されており、『ライフ イズ ストレンジ』の5年半後、『ライフ イズ ストレンジ2』の2年半後、『ライフ イズ ストレンジ ビフォア ザ ストーム』の9年後という設定です。

リリース

グローバル版は2021年9月10日にリリースされ、日本語版は2022年2月25日に発売されました。過去作とは異なり、全エピソードがまとめて販売される形式となっています。Deluxe EditionやUltimate Editionには、ボーナスエピソード「Wavelengths（うつろい）」などのDLCが付属します。

日本語版では、音声は日本語を含む4言語、字幕とUIは日本語を含む10言語に対応しています。PS4/PS5/Switch版はダウンロード版とパッケージ版が販売され、Steam'>[Microsoft Windows]/Xbox One/Xbox Series X/S|Xbox Series X_S版はダウンロード版のみの販売です。

ゲームシステム

シリーズ同様、三人称視点のアドベンチャーゲームで、プレイヤーはアレックスを操作し、オブジェクトを調べたり、人物と会話したりしながら情報を集め、物語を進めます。ゲームオーバーの概念はなく、プレイヤーの選択や行動によってストーリーが変化するマルチエンディング方式です。

アレックスの能力は、物語の核心をなす要素です。彼女は他人の感情をオーラとして視覚化し、その感情に共感したり、吸収したり、操作したりすることができます。この能力を使って、町の住人たちの隠された感情や秘密に触れ、事件の真相に迫っていきます。

ボーナスエピソード「Wavelengths（うつろい）」では、ステフを主人公に、本編の1年前の物語が描かれます。

また、本作にはライブ配信向けの新システムが導入されており、視聴者に選択肢の投票を促し、その結果をゲームに反映させることができます。

評価

グローバル版は、アメリカやヨーロッパを中心に高い評価を受けています。Metacriticの集計によると、同じDeck Nine開発の『ライフ イズ ストレンジ ビフォア ザ ストーム』を上回る評価を得ています。

しかし、グローバル版のリリース後、ゲーム内にチベット国旗が登場したことが原因で、中国語圏のプレイヤーからレビュー爆撃を受ける事態も発生しました。

主な登場人物

アレキサンドラ・チェン (アレックス)：本作の主人公。他人の感情を読み取る能力を持つ。
ガブリエル・チェン (ゲイブ)：アレックスの兄。ヘイブン・スプリングスのバーテンダー。
ライアン・ルーカン：ゲイブの親友。パーク・レンジャー。
ステフ・ギングリッチ：レコード店の店長兼ラジオDJ。過去作にも登場。
ダッキー：本名レジナルド・マカリスター3世。
ジェド・ルーカン：ライアンの父。バー「Black Lantern」のオーナー。
ライリー・レーテ：花屋でアルバイトをしている。
エレノア・レーテ：ライリーの祖母。花屋を経営。
マック・ラウドン：タイフォン社で働く安全管理者。
シャーロット・ハーモン：薬局で働く女性。イーサンの母。
イーサン・ランバート：シャーロットの息子。
ダイアン・ジェイコブス：タイフォン社の管理マネージャー。
パイク：所轄の副保安官。

エピソード

エピソード1: "Side A"
エピソード2: "Lanterns（ランタン）"
エピソード3: "Monster or Mortal（光と闇）"
エピソード4: "Flicker（ゆらめき）"
エピソード5: "Side B"

音楽

本作では、様々なライセンス曲やオリジナル曲が使用されています。特に、アンガス・アンド・ジュリア・ストーンやMxmtoonの楽曲は、物語の雰囲気を盛り上げる重要な要素となっています。

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