ライヴ・イン・ジャパン (ジョージ・ハリスンのアルバム)
『ライヴ・イン・ジャパン』は、1992年7月10日にリリースされたジョージ・ハリスンの貴重なライブ・アルバムです。1991年12月1日から17日にかけて、エリック・クラプトンとのジョイント・ツアーとして行われた、実に17年ぶりとなる待望の日本公演の模様が収録されています。
このアルバムには、クラプトンがリード・ボーカルを務めた楽曲を除いた19曲が収められています。プロデューサーは、ハリスンが覆面プロジェクト「トラヴェリング・ウィルベリーズ」で使用した変名、スパイク&ネルソン・ウィルベリーであり、実質的にはハリスン自身のセルフ・プロデュース作品と言えるでしょう。
アメリカでは最高126位と振るわなかったものの、日本のオリコンアルバムチャートでは初登場15位を記録するなど、堅調なセールスを記録しました。アルバム発表後には、イギリスのジェネシス出版から3000部限定でハリスンの直筆サイン入り豪華本が出版され、話題を呼びました。この本には、ツアーメンバーの回想録やコンサート写真に加え、アルバム収録曲の録音日などの詳細な情報も掲載されています。また、付録として同内容の2枚組CDも付属していました。
当初、録音予定はありませんでしたが、ハリスンの意向によりツアー終盤の大阪公演から録音機材が導入されました。そのため、ツアー初日に演奏された「Fish on the Sand」と「Love Comes to Everyone」は収録されていません。また、「Piggies」の後にはクラプトンによる「Pretending」「Old Love」「Badge」「Wonderful Tonight」も演奏されましたが、これらの楽曲も収録が見送られました。「Roll Over Beethoven」の中盤に挿入されたドラムとパーカッションのソロもカットされています。
ビデオ収録は行われなかったものの、会場の大型スクリーン用カメラの映像が残されており、一部はギターメーカーなどに提供されて公開されていました。これらの映像は、2004年の『The Dark Horse Years 1976-1992』や2006年の『Living In The Material World』に収録されるまで、公式にソフト化されることはありませんでした。
日本では1997年に薄型ジュエルケース仕様の廉価版が限定再発売されましたが、その後、レコード会社との契約切れにより廃盤となっていました。2004年にはデジタルリマスターとリミックスが施され、数枚のスタジオ録音作品と共に再発売されました。他のアルバムの再発盤がリマスターのみであったのに対し、本作はSACDでの発売となり、新たにサラウンド・ミックスが制作されました。ステレオトラックにはサラウンドミックスをダウンミックスしたものが収録されているため、歓声の大きさや位置、トラックの長さなどがオリジナル盤とは若干異なっています。また、他のアルバムがCD-DA（日本盤はCCCD）での再発だったのに対し、本作のみSACDとのハイブリッド仕様となっています。
収録曲
アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー - I Want To Tell You (4:33)
オールド・ブラウン・シュー - Old Brown Shoe (3:51)
タックスマン - Taxman - (4:16)
ギヴ・ミー・ラヴ - Give Me Love (Give Me Peace On Earth) (3:37)
恋をするなら - If I Needed Someone (3:50)
サムシング - Something (5:21)
美しき人生 - What Is Life (4:47)
ダーク・ホース - Dark Horse (4:20)
ピッギーズ - Piggies (2:56)
セット・オン・ユー - Got My Mind Set on You (4:56)
クラウド・ナイン - Cloud 9 (4:23)
ヒア・カムズ・ザ・サン - Here Comes The Sun (3:31)
マイ・スウィート・ロード - My Sweet Lord (5:42)
過ぎ去りし日々 - All Those Years Ago (4:26)
チアー・ダウン - Cheer Down (3:53)
デヴィルズ・レイディオ - Devils Radio (4:25)
イズント・イット・ア・ピティー - Isn't It A Pity (6:33)
ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス - While My Guitar Gently Weeps (7:08)
ロール・オーバー・ベートーヴェン - Roll Over Beethoven (4:45)
演奏者
George Harrison - Lead vocals, guitars
Eric Clapton - Guitar, backing vocals
Andy Fairweather-Low - Guitar, backing vocals
Greg Phillinganes - Keyboards, backing vocals
Chuck Leavell - Keyboards, backing vocals
Nathan East - Bass, backing vocals
Steve Ferrone - Drums
Ray Cooper - Percussion
Katie Kissoon - Backing vocals
* Tessa Niles - Backing vocals
このアルバムには、クラプトンがリード・ボーカルを務めた楽曲を除いた19曲が収められています。プロデューサーは、ハリスンが覆面プロジェクト「トラヴェリング・ウィルベリーズ」で使用した変名、スパイク&ネルソン・ウィルベリーであり、実質的にはハリスン自身のセルフ・プロデュース作品と言えるでしょう。
アメリカでは最高126位と振るわなかったものの、日本のオリコンアルバムチャートでは初登場15位を記録するなど、堅調なセールスを記録しました。アルバム発表後には、イギリスのジェネシス出版から3000部限定でハリスンの直筆サイン入り豪華本が出版され、話題を呼びました。この本には、ツアーメンバーの回想録やコンサート写真に加え、アルバム収録曲の録音日などの詳細な情報も掲載されています。また、付録として同内容の2枚組CDも付属していました。
当初、録音予定はありませんでしたが、ハリスンの意向によりツアー終盤の大阪公演から録音機材が導入されました。そのため、ツアー初日に演奏された「Fish on the Sand」と「Love Comes to Everyone」は収録されていません。また、「Piggies」の後にはクラプトンによる「Pretending」「Old Love」「Badge」「Wonderful Tonight」も演奏されましたが、これらの楽曲も収録が見送られました。「Roll Over Beethoven」の中盤に挿入されたドラムとパーカッションのソロもカットされています。
ビデオ収録は行われなかったものの、会場の大型スクリーン用カメラの映像が残されており、一部はギターメーカーなどに提供されて公開されていました。これらの映像は、2004年の『The Dark Horse Years 1976-1992』や2006年の『Living In The Material World』に収録されるまで、公式にソフト化されることはありませんでした。
日本では1997年に薄型ジュエルケース仕様の廉価版が限定再発売されましたが、その後、レコード会社との契約切れにより廃盤となっていました。2004年にはデジタルリマスターとリミックスが施され、数枚のスタジオ録音作品と共に再発売されました。他のアルバムの再発盤がリマスターのみであったのに対し、本作はSACDでの発売となり、新たにサラウンド・ミックスが制作されました。ステレオトラックにはサラウンドミックスをダウンミックスしたものが収録されているため、歓声の大きさや位置、トラックの長さなどがオリジナル盤とは若干異なっています。また、他のアルバムがCD-DA（日本盤はCCCD）での再発だったのに対し、本作のみSACDとのハイブリッド仕様となっています。
収録曲
アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー - I Want To Tell You (4:33)
オールド・ブラウン・シュー - Old Brown Shoe (3:51)
タックスマン - Taxman - (4:16)
ギヴ・ミー・ラヴ - Give Me Love (Give Me Peace On Earth) (3:37)
恋をするなら - If I Needed Someone (3:50)
サムシング - Something (5:21)
美しき人生 - What Is Life (4:47)
ダーク・ホース - Dark Horse (4:20)
ピッギーズ - Piggies (2:56)
セット・オン・ユー - Got My Mind Set on You (4:56)
クラウド・ナイン - Cloud 9 (4:23)
ヒア・カムズ・ザ・サン - Here Comes The Sun (3:31)
マイ・スウィート・ロード - My Sweet Lord (5:42)
過ぎ去りし日々 - All Those Years Ago (4:26)
チアー・ダウン - Cheer Down (3:53)
デヴィルズ・レイディオ - Devils Radio (4:25)
イズント・イット・ア・ピティー - Isn't It A Pity (6:33)
ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス - While My Guitar Gently Weeps (7:08)
ロール・オーバー・ベートーヴェン - Roll Over Beethoven (4:45)
演奏者
George Harrison - Lead vocals, guitars
Eric Clapton - Guitar, backing vocals
Andy Fairweather-Low - Guitar, backing vocals
Greg Phillinganes - Keyboards, backing vocals
Chuck Leavell - Keyboards, backing vocals
Nathan East - Bass, backing vocals
Steve Ferrone - Drums
Ray Cooper - Percussion
Katie Kissoon - Backing vocals
* Tessa Niles - Backing vocals
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