ラスベガス・タイフーン

ラスベガス・タイフーン

「ラスベガス・タイフーン」（英: LAS VEGAS TYPHOON）は、日本のロックバンド安全地帯による楽曲で、1983年の4月1日にKitty Recordsからリリースされた3枚目のシングルです。この楽曲は、前作「オン・マイ・ウェイ」に続いて約半年ぶりに発売されたもので、作詞は松尾由紀夫、作曲は玉置浩二が担当しています。また、編曲は安全地帯と星勝が行い、プロデューサーも星が務めています。

音楽性

「ラスベガス・タイフーン」は、前作と同様に邦題の他に「LAS VEGAS TYPHOON」という英語のタイトルが付けられています。また、B面曲の「エイジ」も「AGE」というタイトルが付与されています。この曲は、音楽的には非常にロックらしさを感じさせる力強い作品であり、2017年のベスト・アルバム『ALL TIME BEST』においては、「安全地帯というバンドの実力がよくわかる、ロックな一曲」と評されています。

曲の特徴としては、矢萩渉のハードなギタープレイと武沢豊によるバッキングギターが全体を支配しており、六土開正によるリズミカルなベース、田中裕二のドラミングが安定することで、玉置浩二の情熱的なボーカルが一層際立っています。これにより、素晴らしいバンドアンサンブルが生まれ、楽曲の情熱的なメッセージが聴き手にしっかりと届く仕上がりとなっています。

興味深い点として、安全地帯はこの曲がリリースされた当時はまだ広く知られておらず、後にアルバム『安全地帯I Remember to Remember』が高く評価されることになります。これにより「ラスベガス・タイフーン」は、その完成度の高さを再認識されることとなりました。

リリースとアートワーク

このシングルは1983年4月1日に7インチレコードとしてリリースされました。シングルジャケットには、同時期に発表されたアルバム『安全地帯I Remember to Remember』と同じアートワークが使用されています。その後、1988年12月10日には8センチCDとして再リリースされることになります。

シングル収録曲

「ラスベガス・タイフーン」とB面の「エイジ」は、いずれもアルバム『安全地帯I Remember to Remember』に収録されています。また、ライブバージョンも含めて、1995年の『ENDLESS』や2005年の『安全地帯 COMPLETE BEST』、さらには2017年の『ALL TIME BEST』、2022年の『THE BEST ALBUM 40th ANNIVERSARY 〜[[あの頃へ〜]]』など、様々な形で再収録されています。

このように「ラスベガス・タイフーン」は、安全地帯の重要な楽曲として、その後の活動にも大きな影響を与える作品となっているのです。

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