ラピッズ郡 (ルイジアナ州)

ラピッズ郡は、アメリカ合衆国ルイジアナ州の中央部北西に位置する郡です。2020年の国勢調査によると、人口は130,023人で、州内で最大の陸地面積を誇ります。郡庁所在地はアレクサンドリア市で、同郡最大の都市です。ラピッズ郡はアレクサンドリア都市圏に属し、郡名の「ラピッズ」はフランス語で「急流」を意味します。

歴史

1763年、現在ラピッズ郡となっている地域は、アパラチー族インディアンの新たな居住地となりました。彼らは、イギリスと同盟インディアンのクリーク族からの避難を余儀なくされ、フロリダ州レオン郡から移動してきました。その子孫の多くは、現在もナケテシュ郡に居住しています。

最初のフランス人開拓者、ビンセント・ポリーは、1764年7月にナケテシュの軍政府長官から土地の特許を受けました。1776年12月には、ニコラス・エティエンヌ・マラフレー・レイサードが、オーブリーとフォーコールトの許可を得て到着し、ラピッズの松林で船のタール工場を設立しました。レイサードは後にラピッズ郡の初代市民指揮官に任命されました。

1760年代、この地域はナケテシュ郡の管轄下にありました。1790年代には、アレクサンダー・フルトンがラピッズ郡内にスペインの土地特許を取得し、1805年には将来のアレクサンドリア市の区画を整備しました。ラピッズ郡は1807年にオーリンズ準州政府によって設立されました。

1863年4月1日、北軍がアレクサンドリアを占領していた期間に、郡内で住民投票が実施され、暫定州憲法制定会議に送る代議員が選出されました。北軍のナサニエル・バンクス少将によれば、この選挙は「ラピッズ郡民の要請」によって行われ、軍の干渉は一切なかったとされています。投票は北軍占領地域によって日程が異なり、ニューオーリンズでは3月28日に実施されました。歴史家のジョン・D・ウィンターズは、これらの選挙は北軍のレッド川方面作戦を遅らせるものではなく、結果に影響を与えるものでもなかったと指摘しています。

地理

アメリカ合衆国国勢調査局によると、郡の総面積は1,362平方マイル（3,5275平方キロメートル）で、そのうち陸地は1,323平方マイル（3,425平方キロメートル）、水域は39平方マイル（102平方キロメートル）であり、水域率は2.89％です。

主要な高規格道路としては、州間高速道路49号線、アメリカ国道71号線、165号線、167号線、ルイジアナ州道1号線、28号線が挙げられます。

隣接する郡は、北がグラント郡、北東がラサール郡、東がアボイルズ郡、南東がエヴァンジェリン郡、南西がアレン郡、西がバーノン郡、北西がナケテシュ郡です。

国立保護地域としては、キサッチー国立の森の一部が郡内に位置しています。

人口動態

2000年の国勢調査による人口統計データによると、郡の人口構成は多様です。詳細なデータは割愛しますが、様々な人種や民族が共存する地域であることがわかります。

水域

郡内には、カタホウラ湖などの水域が存在します。

都市と町

郡内には、アレクサンドリアなどの都市、その他にも複数の町、村、未編入の町があります。

政府の機関

ルイジアナ州公衆安全矯正省が、ラピッズ郡内のキャンプ・ボーリガードとパインビルに隣接する土地にJ・リーバイ・ダバディ矯正所を運営しています。

教育

ラピッズ郡教育委員会が、郡内の公立学校を運営しています。

ギャラリー

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脚注

(脚注は割愛)

外部リンク

ラピッズ郡公式サイト - 公式サイト

地理

参考文献：Snead, J., P. V. Heinrich, and R. P. McCulloh, 2002, Ville Platte 30 x 60 minute geologic quadrangle. Louisiana Geological Survey, Baton Rouge, Louisiana.

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