ラプンツェルのウェディング

『ラプンツェルのウェディング』について

『ラプンツェルのウェディング』（原題：Tangled Ever After）は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオによって2012年に制作された短編アニメーション映画です。この作品は、人気映画『塔の上のラプンツェル』のスピンオフとして位置づけられています。アメリカでは『美女と野獣』の3D版と共に短期間限定で公開され、後に「シンデレラ」ダイヤモンド・コレクションのボーナスコンテンツとして収録されました。また、2013年4月27日にはディズニー・チャンネルでのテレビ放送が行われ、視聴者に楽しまれました。

ストーリーの概要

本作は、ラプンツェルとフリン（ユージーン）の結婚式を祝い、国中がこの特別な日に向けて繰り広げられるさまざまな催しの準備で賑わっています。しかし、幸せな瞬間を迎えようとする中、予期しないハプニングが発生します。

ラプンツェルとユージーンの結婚式当日、パスカルとマキシマスは指輪を預かっていました。しかし、マキシマスのくしゃみによって、指輪が教会の外へ転がり出てしまいます。これでは結婚式が台無しになると思った二匹は、指輪を取り戻すために急いで外に飛び出します。

パスカルは会食会場へ、マキシマスは街に向かって指輪を追いかけますが、簡単には取り返せません。やがて、指輪は飛んでいるハトの脚に引っ掛かり、パスカルは舌を使いそれを回収しますが、運悪くタールの店に墜落してしまいます。このトラブルにより、二匹は一時的にタールまみれになってしまいますが、それでも指輪を取り戻すために奮闘するのです。

教会内では神父による誓いの儀式が進んでおり、誓いの言葉が終わると、振り返ったラプンツェルとユージーンは、タールで覆われたマキシマスとパスカルの姿に驚きを隠せません。そんな中、ユージーンは無事に指輪を受け取り、ラプンツェルに誓いのキスを贈ります。二匹はほっとしたものの、その後、ウェディングケーキにぶつかり、ケーキは教会の外に転がり出てしまうという結末が待ち受けています。

登場キャラクターと声の出演

本作では、魅力的なキャラクターたちが登場し、物語を彩ります。主なキャストは以下の通りです。

• - ラプンツェル（声：マンディ・ムーア、日本語吹き替え：中川翔子）
• - フリン・ライダー（声：ザッカリー・リーヴァイ、日本語吹き替え：畠中洋）
• - マキシマス（声：ネイサン・グレノ）
• - 司祭（声：アラン・デイル、日本語吹き替え：坂口芳貞）
• - スタビントン兄弟（声：ネイサン・グレノ、日本語吹き替え：飯島肇）
• - 王妃（声：カリ・ウォールグレン、日本語吹き替え：華村りこ）
• - ショーティー（声：ポール・F・トンプキンス、日本語吹き替え：多田野曜平）

日本語版の制作には松岡裕紀が演出を担い、翻訳はいずみつかさが行い、録音調整には上村利秋が関与。制作はスタジオ・エコーによって行われ、制作監修を津司大三、制作総指揮を佐藤淳が担当しました。

『ラプンツェルのウェディング』は、ユーモアと愛に溢れた物語であり、キャラクターたちの愛らしい姿が見る者を魅了する短編となっています。

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