ラミレス・サントス・ド・ナシメント

ラミレス・サントス・ド・ナシメント

ラミレス・サントス・ド・ナシメント（Ramires Santos do Nascimento）は、1987年3月24日生まれのブラジル出身の元サッカー選手であり、ポジションはミッドフィールダーです。リオデジャネイロ州のバラ・ド・ピライで育ち、彼はそのキャリアを通じて数多くのクラブで活躍し、ブラジル代表としても貢献しました。

経歴

クラブでのキャリア

ラミレスは2007年にジョインヴィレECからトップチームに昇格し、その年にクルゼイロECへ完全移籍しました。彼の成績は素晴らしく、2007年には32試合に出場し3得点を記録、翌年の2008年には25試合で6得点という成果を収めています。クルゼイロでの活躍により、彼は2009年にポルトガルのSLベンフィカへ移籍し、移籍金は750万ユーロでした。

その後、2010年にチェルシーFCに4年契約で移籍し、イングランドでの新たな挑戦が始まります。2010年8月28日に行われたストーク・シティFC戦でリーグデビューを果たし、2011年1月24日にはボルトン・ワンダラーズFC戦で移籍後初ゴールを決めました。

2012年には、FIFAクラブワールドカップの決勝戦で先発出場し、惜しくもタイトルを逃す場面もありました。試合後、チームメイトのダヴィド・ルイスと共に感情をあらわにし、感動的な瞬間を演出しました。2014年4月には、サンダーランドAFC戦での不適切な行動により出場停止処分を受けます。

2016年には中国の江蘇蘇寧へ移籍することが発表され、移籍金は2800万ユーロとされています。しかし、チーム内の競争や外国人枠の影響で出場機会は限られ、2019年には江蘇との契約を解除し、ブラジルのパルメイラスと新たに4年間の契約を結びました。

代表でのキャリア

ラミレスは、2008年の北京オリンピックではロビーニョの代替選手として選出され、6試合中4試合に出場。見事に銅メダルを獲得しました。2009年にはブラジル代表に初招集され、南アフリカ大会の予選で初キャップを記録しました。

2010年のFIFAワールドカップにも参加し、その後の2011年コパ・アメリカ2011や2014年のワールドカップでもブラジル代表として出場し、4位という成績を収めました。

個人成績

ラミレスは国際Aマッチで50試合出場し、4得点を上げています。彼の代表歴は特に印象的であり、U-23代表では北京オリンピックでのメダル獲得、そしてブラジル代表としてはFIFAコンフェデレーションズカップでの優勝という栄誉も手にしました。

タイトル

クラブタイトル

• - ジョインヴィレEC: カンピオナート・カタリネンセ 2回 (2005, 2006)
• - クルゼイロEC: カンピオナート・ミネイロ 2回 (2008, 2009)
• - SLベンフィカ: プリメイラ・リーガ 1回 (2009-10)・タッサ・ダ・リーガ 1回 (2009-10)
• - チェルシーFC: UEFAチャンピオンズリーグ 1回 (2011-12)・UEFAヨーロッパリーグ 1回 (2012-13)・FAカップ 1回 (2011-12)・フットボールリーグカップ 1回 (2014-15)・プレミアリーグ 1回 (2014-15)

代表タイトル

• - U-23ブラジル代表: 北京オリンピック銅メダル (2008)
• - ブラジル代表: FIFAコンフェデレーションズカップ (2009)

ラミレスの多才なプレースタイルと、様々なクラブと代表チームでの経験は、彼をサッカー界において特筆すべき選手としました。

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