ララベル (競走馬)

ララベル：地方競馬を代表する名牝

ララベルは、日本の地方競馬で活躍した競走馬、そして繁殖牝馬です。2014年のデビューから2018年の引退まで、数々の重賞競走を制覇し、地方競馬ファンを魅了しました。その輝かしい戦績と、引退後の歩みについて詳しく見ていきましょう。

幼少期からデビューまで

幼少期は「ほとんど手のかからなかった」と評されるほど順調に成長したララベル。小林牧場にて育成され、荒山勝徳厩舎に入厩。2014年7月10日、大井競馬場での2歳新馬戦でデビューを飾ると、見事1着となりました。その後、ローレル賞で重賞初制覇を達成。年末の東京2歳優駿牝馬では、写真判定の末、優勝という栄冠を手にしました。この活躍により、2014年度NARグランプリ2歳最優秀牝馬に選出され、GRANDAME-JAPAN2歳シリーズでも2位という好成績を残しました。

3歳時の活躍とNARグランプリ3歳最優秀牝馬受賞

3歳となった2015年、ララベルは桜花賞（浦和競馬）を制覇。兵庫からの遠征馬、トーコーヴィーナスとの接戦を制し、勝利を掴みました。その後も、スターバーストカップ、ロジータ記念と重賞競走で勝利を重ね、NARグランプリ3歳最優秀牝馬に選出されました。

4歳時以降の活躍とJpnI競走制覇

4歳時は、しらさぎ賞を制覇。韓国の国際競走トゥクソムカップへの出走も予定されていましたが、回避しました。秋にはJBCレディスクラシックに挑戦。レース前日に右トモ部に不安が発生し、競走除外という苦い経験も味わいましたが、その後、マリーンカップ、スパーキングレディーカップで2着と好走。そして迎えたJBCレディスクラシックでは、道中3番手から最後の直線でスパート。プリンシアコメータとの激しい競り合いを制し、見事JpnI競走制覇を成し遂げました。この勝利は、地方所属馬によるJBC競走制覇としては2007年のフジノウェーブ以来2頭目という快挙でした。この年のNARグランプリでは4歳以上最優秀牝馬に選出されました。

引退と繁殖牝馬としての新たな一歩

2018年、フェブラリーステークスを引退レースとして、競走馬生活に幕を閉じました。引退後は故郷の社台ファームで繁殖牝馬となり、新たな人生を歩み始めました。ララベルの血を受け継いだ産駒たちが、将来競馬界で活躍してくれることを期待しましょう。

ララベルの競走成績

ララベルの競走成績は、JBISサーチ、netkeiba.com、地方競馬全国協会などのサイトで確認できます。詳細な成績データはこれらのサイトをご参照ください。

まとめ

ララベルは、地方競馬を代表する名牝として、数々の偉業を達成しました。その卓越した能力と、懸命な走りで多くのファンを魅了したララベルの功績は、これからも語り継がれていくことでしょう。 地方競馬の歴史にその名を刻んだ、真のレジェンドです。

もう一度検索