ランス・ルイス

ランス・ルイスは、1985年4月24日生まれ、ルイジアナ州ニューオーリンズ出身のアメリカンフットボール選手です。ポジションはガードで、現在はフリーエージェントとなっています。

高校時代はタイトエンドとしてプレーし、その才能は早くから注目されていました。Rivals.comからは、2004年のタイトエンドとして全米9位にランク付けされています。サンディエゴ州立大学に進学後も、2年次まではタイトエンドとしてプレーしていました。

転機が訪れたのは3年次です。ガードにコンバートされると、その才能が開花。4年次には右タックルとして全12試合に先発出場を果たしました。しかし、輝かしい活躍の裏で、彼は大きな問題を抱えていました。

2008年秋、大学のミーティングルームでチームメートのニック・サンドフォードに暴行を加え、サンドフォードは脳震盪、鼓膜の破裂、頬骨骨折という重傷を負いました。この事件により、ルイスは2010年3月に3年間の保護観察と565ドルの罰金を科せられています。

NFLドラフトコンバインに招待されなかった彼は、サンディエゴ州立大学のプロデイで、ウエイトリフティング303ポンド、40ヤード走4.76秒という記録を残し、その潜在能力を示しました。2009年のNFLドラフトでは、7巡目でシカゴ・ベアーズに指名され、念願のNFL入りを果たします。

ベアーズ入団後、ルイスは着実に成長を遂げました。2011年には14試合に出場し、対面した相手選手に10サックを許しましたが、2012年にはQBサックをあまり許さず、ランブロックでも活躍。ベアーズのオフェンスラインの中で存在感を発揮しました。第7週の試合では、ジェイ・カトラーからのパスを受け、NFL入り後初のレシーブを記録しています。しかし、第12週のミネソタ・バイキングス戦で、ジャレッド・アレンに死角からブロックされた際に左の前十字靭帯を断裂。全治8ヶ月から10ヶ月という大怪我を負い、故障者リスト入りとなりました。このプレーでアレンはNFLから2万ドルの罰金を受けています。

2013年3月27日、マイアミ・ドルフィンズと契約を結びましたが、シーズン開幕前の8月27日に解雇。2014年1月15日には、インディアナポリス・コルツとリザーブ/フューチャー契約を結びました。コルツでは、2014年に先発7試合（左ガードとして6試合、右ガードとして1試合）を含む9試合に出場。2015年は、先発3試合を含む11試合に出場しました。開幕から2試合は左ガードとして先発しましたが、その後は控えとなり、シーズン中先発したのは、右ガードでの1試合のみでした。シーズン終了後、フリーエージェントとなっています。

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