リクオ

リクオは、1964年9月17日生まれ、京都府出身のシンガーソングライターであり、卓越したキーボーディストとしても知られています。彼の音楽キャリアは、1980年代の関西でのバンド活動から始まり、1990年に梅津和時プロデュースによるミニアルバム『本当のこと』でレコードデビューを果たしました。

リクオの音楽の特徴は、リズム・アンド・ブルース、ニューオーリンズ・ジャズ、ブルース、ソウルミュージック、ロックンロール、カントリー・ミュージックなど、様々なルーツミュージックを吸収し、独自のピアノスタイルに昇華させている点です。ピアノ弾き語りスタイルを軸にしながらも、バンド形態や他のアーティストとのコラボレーションなど、多彩な音楽表現を追求しています。

1996年には、寺岡信芳（アナーキー）や坂田学らとピアノトリオ「リクオ&ザ・ヘルツ」を結成、後に「ザ・ヘルツ」と改名。2004年には、元BO GUMBOSのDr.kyOnと共に、YANCY、斎藤有太、伊東ミキオらと共に、日本トップクラスのキーボーディスト集団「CRAZY FINGERS」を結成するなど、その活動は多岐に渡ります。また、2006年からはソウル・フラワー・ユニオンの地方巡業用アコースティックユニット「ソウル・フラワー・アコースティック・パルチザン」にも参加しており、2012年にはウルフルケイスケらとロックンロールバンド「MAGICAL CHAIN CLUB BAND」を結成するなど、精力的な活動を展開しています。

リクオは、セッションプレイヤーとしても幅広い活動を行っており、忌野清志郎、友部正人、有山じゅんじ、泉谷しげる、THE BLUE HEARTS|THE_BLUE_HEARTS、SION、Original Love|Original_Love、小田和正、佐野元春、佐藤竹善、ソウル・フラワー・ユニオン、真心ブラザーズなど、数多くのアーティストのツアーやレコーディングに参加しています。自身が企画するライブイベントでは、早川義夫、遠藤ミチロウ、金子マリ、ウルフルズ、BEGIN、山崎まさよし、クラムボン、ハナレグミ、堂島孝平、鈴木祥子、広沢タダシ、浜崎貴司、柳原陽一郎、BONNIE PINK|BONNIE_PINK、Leyona、朝日美穂、おおはた雄一、ハンバート ハンバート、アナム&マキ、ハシケンなど、多くのアーティストと共演しています。

彼の卓越したピアノ弾き語りスタイルは、仲井戸麗市、ヒートウェイヴ、ザ・グルーヴァーズ、曽我部恵一、ドーナル・ラニーなど、多くのアーティストから絶賛されており、音楽ファンからも高い評価を得ています。

リクオは、自身のワンマンライブや主催イベントも数多く開催しており、その中には、2009年の「リクオ Live ～はかめき～桜の下で 君を想う」や「心の教室・お寺でライブ～リクオ」、2010年の「リクオCDデビュー20周年記念イベント 『HOBO CONNECTION』」、2014年の「RIKUO & fabbomusic strings laboratory ～ RIKUO 50th Anniversary Birthday Live ～」、2015年の「リクオ×中川敬「うたのありか2015ツアー」」、2016年の「リクオ・ソロアルバム「Hello!」発売記念ツアー」などがあります。

これらのライブ活動からも、リクオの幅広い音楽性と、常に新しい表現を追求する姿勢がうかがえます。彼の音楽は、ルーツミュージックへの深い愛情と、独自の感性が融合した唯一無二の世界を創り上げています。

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