リユースプロデュース

リユースプロデュース株式会社

リユースプロデュース株式会社は、古本チェーンとして知られるブックオフコーポレーションの子会社として活動していた企業で、直営店およびフランチャイズ形式により、全国で多種多様なリユースショップを展開していました。しかし、2010年 4月1日をもって親会社であるブックオフコーポレーションに吸収合併され、現在は解散しています。

事業の特徴

同社は、親会社であるブックオフが培ってきたリユース事業のノウハウを取り入れていました。店舗運営においては、コンビニエンスストアのように明るく入りやすい雰囲気を重視。また、特別な専門知識がないパートタイマーやアルバイトのスタッフでも容易に査定できるような、簡便な買取システムを導入していました。これにより、店頭での効率的な中古品の買い取りと販売を実現していました。

展開していた主な店舗ブランド

リユースプロデュース株式会社は、2008年8月末時点で、以下の様々な分野に特化したリユースショップブランドを展開していました。それぞれの店舗で多様なアイテムの買取と販売を行っていました。

ビースタイル: 婦人服を主体とした店舗です。全国に31店舗を展開し、婦人服のほか、靴やバッグなどのファッション小物を扱っていました。
ビーキッズ: 子供用品やベビー用品を専門とする店舗です。全国27店舗で、子供服や靴、ベビーカー、育児関連書籍などを取り扱っていました。
ビースポーツ: スポーツ用品を扱う店舗です。全国25店舗を展開し、スポーツ用品だけでなく、カジュアルな古着も買取・販売の対象としていました。
ビーセレクト: アクセサリーや装飾品に特化した店舗です。全国に14店舗あり、貴金属や宝石、一般的なアクセサリー、腕時計などを扱っていました。
ビーライフ: 家庭用品や雑貨、ギフト用品などを取り扱う店舗です。全国7店舗で、幅広いジャンルのアイテムに加え、楽器も買取・販売していました。
ビーホビー: ホビー用品を専門とする店舗です。全国5店舗で、フィギュアやプラモデル、鉄道模型といった趣味性の高い品物を扱っていました。
ビンゴ: 輸入メンズ古着および雑貨を取り扱う店舗です。全国に5店舗展開していました。
ビーズベイシック: ファッション雑貨やインテリア用品を扱う店舗です。全国に3店舗を展開していました。

沿革

同社の歴史は、1999年に設立された一企業から始まり、複数回の社名変更や事業統合を経て現在の形となりました。

1999年 4月: 株式会社キッズグッズ（後の株式会社ビーキッズ）が設立され、最初の直営店が神奈川県相模原市にある当時のブックオフコーポレーション本社ビル1階にオープン。早稲田大学との共同出資による大学発ベンチャーとして注目を集めました。設立当初の代表取締役は、当時学生であった小林成樹氏でした。
2000年 1月: ビースポーツブランドの最初の直営店となる16号相模原由野台店が開設されました。
2000年 4月: 株式会社ビースタイルが設立され、ビースタイルブランドの最初の直営店が大井町の「阪急デイリーショッパーズ」内にオープンしました。この株式会社ビースタイルが、後にリユースプロデュース株式会社へと社名を変更することになります。
2000年6月: 株式会社キッズグッズが株式会社ビーキッズに商号を変更しました。
2001年 9月: ビーライフブランドの最初の直営店が「ビーグループ多摩永山店」（現在のブックオフ中古劇場多摩永山館）内に開設されました。
2002年 5月: 株式会社ビースタイルがリサイクルプロデュース株式会社に社名を変更しました。
2002年 10月: ブックオフコーポレーションから、ビーキッズやビースポーツなど合計23店舗の営業譲渡を受けました。
2004年 4月: ブックオフコーポレーションより、ビーセレクトブランドの4店舗の営業譲渡をさらに受けました。
2005年 7月: リサイクルプロデュース株式会社が、現在の社名であるリユースプロデュース株式会社に変更しました。
2006年 11月: ペット用品を扱うペットグッズオフブランドの最初の直営店が、ブックオフ中古劇場国道1号多摩川大橋館内にオープンしました。
2007年 4月: ビーホビーブランドの最初の直営店がブックオフ中古劇場多摩永山館内に、ビンゴブランドの最初の直営店が自由が丘にそれぞれオープンしました。
2010年 4月1日: 株式会社ブックオフコーポレーションに吸収合併され、会社は解散しました。

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