ルイス・ペルドモ (1993年生の投手)

ルイス・デビッド・ペルドモ

ルイス・デビッド・ペルドモ（Luis David Perdomo）は、1993年5月9日にドミニカ共和国のサントドミンゴに生まれたプロ野球選手です。右投右打の投手として、オリックス・バファローズに所属しています。彼の揺るぎない存在感と多彩な投球スタイルにより、野球界での注目が集まっています。

経歴

プロ入りとカージナルス時代

ペルドモは、2010年11月にアマチュア・フリーエージェントとしてセントルイス・カージナルスに契約。2011年には傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・カージナルスでプロデビューを果たし、6試合に登板し、1勝3敗、防御率5.68を記録しました。翌年の2012年には、2球団でプレーし、合計で11試合に先発、4勝4敗、防御率2.70を達成。3年目の2013年にはアパラチアンリーグで12試合に出場し、続いて2014年、2015年には異なるリーグで活躍しました。

パドレス時代

2015年12月、ペルドモはルール・ファイブ・ドラフトでコロラド・ロッキーズから指名を受け、直後にサンディエゴ・パドレスにトレードされます。2016年はメジャーデビューを果たし、その後のシーズンで初の規定投球回を達成しました。特に、2018年には背中を通過する危険球で退場し、MLBから出場停止処分を受けたことも話題になりました。2020年にはトミー・ジョン手術を受けることとなります。

ブルワーズとロッテ時代

2020年12月、ミルウォーキー・ブルワーズと契約し、2021年にはアクティブ・ロースター入り。2023年には千葉ロッテマリーンズと契約し、彼はシーズンを通して安定した投球を示しました。特に、同年のオールスターゲームに出場し、41ホールドを記録するなど、彼の実力が証明されました。残念ながら、シーズン終盤には肩の故障により登録抹消となります。

オリックス・バファローズへの移籍

2024年5月、彼はオリックス・バファローズに加わりました。ここでも背番号59を背負い、6月には初の公式戦登板を果たし、無失点のピッチングを見せました。

選手の特徴と人物

ペルドモの特徴は、150km/hを超えるストレートと、多様な変化球（ツーシーム、スライダー、シンカー、チェンジアップ）による打撃抑制です。特にゴロで打ち取るスタイルは彼の強みとされており、クイックや牽制技術においても高く評価されています。また、彼は外野手としてプレーした経験を持ち、高校時代にはグレゴリー・ポランコともチームメイトでした。

選手としての個性には「ペル」または「ペルドモさん」と呼ばれることを好む一面もあり、ファンやチームメイトとの良好な関係を築いています。さらなる飛躍を願いながら、今後のプレーを見守っていきたい選手です。

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