レイ・キング (野球)

レイモンド・キース・キング（Raymond Keith King, 1974年1月15日 - ）は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身の元プロ野球選手（投手）。左投げ左打ちで、愛称は「Burger」として親しまれていました。

キングは高校時代、野球だけでなくアメリカンフットボールやバスケットボールにも打ち込むスポーツマンでした。テネシー州ジャクソンのランバス大学に進学後、野球に専念。その後、MLBで593試合に登板し、20勝23敗2セーブという記録を残しました。

プロとしての道のり

1995年のMLBドラフトで、彼はシンシナティ・レッズから8巡目で指名を受けプロ入りを果たします。レッズ、アトランタ・ブレーブス、シカゴ・カブス傘下のマイナーリーグで4シーズンを過ごした後、1999年5月21日にシカゴ・カブスで念願のメジャーデビューを飾りました。

2000年からはミルウォーキー・ブルワーズに移籍。2001年には84試合、2002年には76試合に登板し、ブルワーズの中継ぎとしてチームを支えました。

2003年、ウェス・ヘルムズとジョン・フォスターとのトレードでアトランタ・ブレーブスへ移籍。ここでは80試合に登板し、ブレーブスでも貴重な左腕投手として活躍しました。同年、自身初のプレーオフ登板も経験し、無失点に抑える好投を見せました。シーズンオフには、セントルイス・カージナルスへJ.D.ドリュー、イーライ・マレーロとのトレードで、ジェイソン・マーキー、アダム・ウェインライトと共に移籍しました。

2004年は、チームトップの86試合に登板し、5勝2敗31ホールドと自己最高の成績を記録。5月から7月にかけては30試合連続無失点を達成するなど、素晴らしい投球を披露しました。プレーオフでも6回2/3を投げ、チームのナショナルリーグ制覇に大きく貢献しました。

2006年にはラリー・ビグビー、アーロン・マイルズとのトレードでコロラド・ロッキーズへ移籍しています。

2007年にはワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結び、開幕ロースター入りを果たしました。しかし、同年9月にはミルウォーキー・ブルワーズへトレードで復帰。この年は67試合に登板し、1勝1敗、防御率4.76という成績でした。シーズン終了後、フリーエージェントとなり、同年11月30日にナショナルズと再びマイナー契約を結びました。

2008年3月22日、ナショナルズの開幕ロースターに入りましたが、1ヶ月で12試合に登板し0勝0敗、防御率5.68という成績で、4月24日にトリプルAのコロンバス・クリッパーズへの降格を命じられます。しかし、彼は降格を拒否しフリーエージェントとなりました。その後、シカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結びましたが、4試合の登板後に解雇。5月29日にはヒューストン・アストロズとマイナー契約を結び、シーズン終了後に再びフリーエージェントとなりました。

背番号

56 (1999年、2004年 - 2006年)
46 (2000年 - 2003年)
34 (2007年 - 同年途中)
45 (2007年途中 - 同年終了)
* 36 (2008年)

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