レオ・ボッカルディ

レオ・ボッカルディ

レオ・ボッカルディ（Leo Boccardi）は、1953年4月15日生まれのイタリア人。カトリック教会の高位聖職者であり、教皇庁外交官として長年にわたり活躍しました。特に、2021年から2023年まで駐日教皇大使を務めたことで知られています。彼は神学博士号も有しています。

経歴

ボッカルディは、イタリア南部のサン・マルティーノ・イン・ペンシリスで生まれました。1979年6月24日、教皇ヨハネ・パウロ2世によって司祭に叙階され、聖職者としての道を歩み始めます。

1987年6月13日には聖座の外交官に就任し、ウガンダ、パプアニューギニア、ベルギーといった国々で外交官としての経験を積みました。また、教皇庁国務省外務局にも勤務し、外交官としてのスキルを磨きました。

その後、ボッカルディは国際的な舞台で活躍します。国連の国際原子力機関（IAEA）や欧州安全保障協力機構（OSCE）、包括的核実験禁止条約準備委員会（CTBTO）への聖座代表を務めました。さらに、2001年3月24日からは、ウィーンの国際連合工業開発機関（UNIDO）や国連事務所での聖座常任オブザーバーとして、国際社会におけるカトリック教会の立場を代表しました。

2007年1月16日、教皇ベネディクト16世によって駐スーダン教皇大使とビテット名義大司教に任命され、同年30日には駐エリトリア教皇大使にも任命されました。同年3月18日には司教叙階を受けています。その後、教皇フランシスコによって2013年7月11日に駐イラン教皇大使、2021年3月11日に駐日教皇大使に任命されました。

駐日教皇大使としては、2021年7月16日に来日し、同年8月31日には皇居で信任状を捧呈しました。日本とバチカンの友好関係促進に尽力しましたが、2023年9月1日、教皇フランシスコにより引退願いが受理され、退任しました。

2023年9月22日には、日本とバチカンの関係強化への貢献が認められ、旭日大綬章を叙勲されました。

外部リンク

駐日ローマ教皇庁大使館
カトリック中央協議会

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