レッツ・タッチ・ザ・スカイ

『レッツ・タッチ・ザ・スカイ（Let's Touch the Sky）』は、アメリカを代表するフュージョン・グループ、フォープレイが2010年にヘッズ・アップ・レコードからリリースしたアルバムです。本作は、ギタリストがラリー・カールトンからチャック・ローブに交代して初めてのアルバムであり、新たなフォープレイの幕開けを告げる作品として注目されました。

プロデュースはフォープレイ自身が担当し、よりバンドとしてのまとまりと個々の才能が融合したサウンドを追求しています。アルバムには、ネイサン・イーストが作曲し、自らボーカルを務める「I'll Still Be Lovin' You」のようなフル・ボーカル曲も収録されています。

さらに、ゲスト・ボーカリストとして、ルーベン・スタッダードがテディ・ペンダーグラスのヒット曲「Love TKO」を、アニタ・ベイカーがジャズ・スタンダードの「You're My Thrill」をそれぞれ歌い上げています。豪華なゲスト陣の参加も、このアルバムの聴きどころの一つです。国内盤にはボーナストラックが追加されており、ファンにとっては嬉しいサプライズとなっています。

収録曲の「Gentle Giant」は、2010年に惜しまれつつ亡くなったジャズ・ピアニスト、ハンク・ジョーンズに捧げられた楽曲です。ボブ・ジェームスの繊細なキーボードが、ジョーンズへの敬意と哀悼の意を表現しています。

アルバムのパーソネルは以下の通りです。

ボブ・ジェームス (Bob James) - キーボード
ネイザン・イースト (Nathan East) - ベース、ボーカル
チャック・ローブ (Chuck Loeb) - ギター
ハーヴィー・メイソン (Harvey Mason) - ドラムス

ゲスト・ミュージシャンとして、ルーベン・スタッダードとアニタ・ベイカーが参加しています。

このアルバムは、フォープレイの新たな方向性を示すとともに、フュージョン音楽の可能性を広げる意欲作として、多くのファンから支持されています。

外部リンク
Lets Touch The Sky Concord Music Group
フォープレイ:レッツ・タッチ・ザ・スカイ ユニバーサルミュージック

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