レリックアーマーLEGACIAM

レリックアーマーLEGACIAMの紹介

『レリックアーマーLEGACIAM』は、1987年11月28日に発表されたOVA作品で、アニメファンに愛されている作品の一つです。アニメーターの北爪宏幸が運営するアトリエ戯雅によって制作され、株式会社ネットワーク フロンティア事業部（現在のバンダイナムコアーツ）より発売されました。当初は前後編の構成が計画されていましたが、いくつかの事情から後編の制作が中止され、ひたむきなストーリーが一つの作品として完結しました。

ストーリーの概要

物語は、惑星リバティアの平和な田園地帯に住む少女アルシアを中心に展開されます。彼女の祖父であるエルゼフは、神秘的な塔に関する研究を行い、その研究の過程で特別なロボットアーマーであるレガシアムを手に入れます。このレガシアムは女の子向けに設計されており、アルシアがそのパイロットとして調整されている最中、彼らは政府の手から逃れるという緊迫した状況に直面します。

ある日、強大な力を持つ政府の人間たちがアルシアの家に襲撃をかけます。祖父エルゼフは捕らえられ、アルシアはレガシアムを装着した状態で逃げることを余儀なくされます。逃げる途中でレガシアムの燃料が切れてしまい、彼女は動けなくなってしまいます。しかし、そこに友人のドロシーとブリックが駆けつけ、アルシアを町の仲間ゼノとサハロのもとへ導いてくれます。彼らはエルゼフを救出し、古い塔とレガシアムにまつわる重要な手がかりを得て、再び旅立つ決意を固めます。

登場人物

物語には多様なキャラクターが登場し、それぞれの声を持つキャストが魅力を引き立てています。アルシア・グレイス役は岩間えり子、ゼノ・モゼスティ役には田中秀幸、サハロ役は矢尾一樹が担当しています。また、ドロシー・トワイフ役は神代智恵、ブリック・トワイフ役は松井菜桜子が演じており、エルゼフ・グレイス役には永井一郎が声を担当しています。フェルミス・リーク役は勝生真沙子、ダーツ・アイラー役は鈴置洋孝が名を連ねます。

スタッフと制作

本作の原作および監督を務めたのは北爪宏幸で、脚本は遠藤明範が手掛けました。キャラクターデザインは北爪宏幸だけでなく、山下明彦や山形厚史も参加し、メカニックデザインにはふじたゆきひさと安藤達也も加わりました。演出には高山秀樹が関与し、メカニック作画監督は大森英敏が担当しました。

音楽と主題歌

音楽は矢野立美が手掛け、エンディングテーマ「WE NEED LOVE」はリンダ・ヘンリックが作詞、瀬井広明が作曲を担当しています。挿入歌「答えて欲しい」は安藤芳彦が作詞、国安わたるが作曲を担当し、どちらも物語の雰囲気を引き立てています。音響監督・録音演出は斯波重治が行い、作品全体に色濃く反映されています。

『レリックアーマーLEGACIAM』はその独自の世界観、魅力的なキャラクター、そして緊迫したストーリー展開が特徴で、多くのファンに支持され続けています。

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