レーサーX (Racer X)
アメリカ・
カリフォルニア州ロサンゼルスで結成されたヘヴィメタルバンド。
メンバー
現在のメンバー
ジェフ・マーティン(Jeff Martin)(Vo): バッドランズ、UFOにドラマーとして参加していた経歴を持つ。
[ポール・ギルバート](Gt)
ジョン・アルデレッティ(Juan Alderete)(Bs): ホアン・アルデレッテの名でマーズ・ヴォルタにも所属。
スコット・トラヴィス(Scott Travis)(Dr):
ジューダス・プリーストにも所属。
過去のメンバー
ハリー・ショエッサー(Harry Gschoesser)(Dr)
ブルース・ブイエ(Bruce Bouillet)(Gt):
腱鞘炎のため再結成には不参加。後に回復し、ソロアルバムをリリース。
クリス・アーバン(Chris Arvan)(Gt)
来歴
1980年代後半、シュラプネル・レコードに在籍し、GIT(Guitar Institute of Technology)で講師も務めていたポール・ギルバートが、同レコードのマイク・ヴァーニーにバンド結成を打診したことがきっかけで、レーサーXは誕生した。ボーカルにジェフ・マーティン、ベースにジョン・アルデレッティ、ドラムにハリー・ショエッサーが加わり、1986年に1stアルバム『Street Lethal』を発表。
その後、バンドは本格的な活動を開始。ポールの教え子であったブルース・ブイエをギタリストとして迎え、ドラムはハリーからスコット・トラヴィスに交代。1987年に2ndアルバム『Second Heat』をリリース。ポールとブルースによる高速ツインギターは大きな話題を呼び、当時シュラプネルに所属していたカコフォニー(マーティー・フリードマン、ジェイソン・ベッカー)と人気を二分する存在となった。
ライブアルバム『Live Extreme Volume I』を発表後、順調に活動を進めていたが、ジェフの脱退や、ポールがビリー・シーンからMR. BIGへの加入を誘われ脱退を表明したことで、バンドは危機に瀕する。その後、スコットもジューダス・プリーストへの参加のため脱退し、ブルースとジョンの2人だけとなったバンドは、The Screamと改名しアルバム『Let It Scream』をリリース。これにより、レーサーXは一旦解散した。
解散後の1992年には、シュラプネルとの契約消化のため、未発表ライブテイクを収録した『Live Extreme Volume II』が発売された。
しかし、1999年、ポールがMR. BIGを脱退しソロ活動に専念していた頃、レーサーXの再結成を決意。ジェフ、ジョン、スコットという黄金期のメンバーで復活を遂げた(ブルースは腱鞘炎のため不参加)。再結成後、1999年に『Technical Difficulties』、2000年に『Superheroes』、2002年に『Getting Heavier』をリリース。
ディスコグラフィー
Street Lethal (1986)
Second Heat (1987)
Live Extreme Volume I (1988)
Live Extreme Volume II (1992)
Technical Difficulties (1999)
Superheroes (2000)
Snowball of Doom Live at the Whisky (2001)
Snowball of Doom II (2002)
Getting Heavier (2002)
来日公演
Japanese Tour 2002(2002年)
1月08日 大阪 ON AIR 大阪
1月09日 名古屋 名古屋クラブクアトロ
1月10日 東京
SHIBUYA-AX
1月11日 東京 渋谷クラブクアトロ
1月12日 横浜
横浜ベイホール
逸話
バンド名の由来は、日本のアニメ『マッハGoGoGo』の登場人物、覆面レーサーXから。
ポール・ギルバートがレーサーX再結成を決意した要因の一つに、"SNAKEBITE"と名乗るオーストラリア在住のメタルDJから執拗に送られてきたメールがある。この出来事を忘れずに『Technical Difficulties』には「SNAKEBITE」という曲が収録されている。