ロイクソップ

ロイクソップ（Röyksopp）は、1998年にノルウェーのトロムソで結成されたエレクトロ・デュオです。現在はベルゲンを拠点に活動し、アンビエントとシンセポップを自在に行き来する、メランコリックでカラフルなエレクトロニック・ミュージックを発信しています。北欧を代表するダンス・アクトとして、世界的な人気を誇ります。

バンド名の「ロイクソップ」は、ノルウェー語で「煙キノコ」を意味します。動物に踏みつけられることで胞子を飛散させる煙キノコからインスピレーションを受けたとされています。

サウンドの特徴

北欧の厳しい寒さを反映した、静謐な雰囲気が漂うサウンドが特徴です。デビュー時には「氷点下のダンス・ミュージック」「マイナス15℃のエレクトロ」といったキャッチコピーで紹介されました。キングス・オブ・コンビニエンスのアーランド・オイエをボーカルに迎えた「Poor Leno」や「Eple」といったクラブヒット・シングルを生み出し、全世界で100万枚のセールスを記録しました。

デペッシュ・モードからの影響を公言しており、ニュー・オーダーやペット・ショップ・ボーイズなど、往年のシンセポップへの憧憬も楽曲に投影されています。作品をリリースするごとに、ボーカル入りの歌モノ要素が強まっています。

ライブパフォーマンス

ライブでは、曲によって電子ドラムを直接叩いてビートを打ち込むほか、サポート・ベーシストを迎えて半バンド形態を取ることもあります。音源以上にフロア向けでアップビートなサウンドが特徴で、テクノからロックまで幅広いリスナーに支持されています。

来日公演

2003年のフジロックフェスティバルで初来日。2005年のフジロックでも来日し、レッドマーキーを満員にしました。2009年3月には、約4年ぶりとなるオリジナル・アルバムを発売し、同年夏のフジロックでは最終日ホワイトステージのヘッドライナーを務めました。

メンバー

トルビョルン・ブラントン (Torbjorn Brundtland)
スヴェイン・ベルゲ (Svein Berge)

ディスコグラフィー

スタジオ・アルバム
『メロディーA.M.』 - Melody A.M. (2001年)
『ジ・アンダースタンディング』 - The Understanding (2005年)
『ジュニア』 - Junior (2009年)
『シニア』 - Senior (2010年)
『ジ・インエヴィタブル・エンド』 - The Inevitable End (2014年)
『プロファウンド・ミステリーズ』 - Profound Mysteries (2022年)
『プロファウンド・ミステリーズ II』 - Profound Mysteries II (2022年)
ミックス・アルバム
『バック・トゥ・マイン』 - Back to Mine: Röyksopp (2007年)
Late Night Tales: Röyksopp (2013年)
EP
『ライヴEP -ROYKSOPP'S NIGHT OUT-』 - Röyksopp's Night Out (2006年) ※ライブEP
Do It Again (2014年) ※with ロビン

その他

2020年にはYouTubeに新作がアップロードされ、楽曲「forsaken cowboy」がマリオットホテルの館内説明画面のBGMに使用されました。

Royksopp.com(オフィシャルサイト)

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