ロジクライ

ロジクライ（Logi Cry）

ロジクライは、日本の競走馬で、その素晴らしい経歴を持つことで知られています。主な勝ち鞍には、2016年のシンザン記念（GIII）や2018年の富士ステークス（GIII）が含まれます。彼の走りには多くのファンが魅了され、そのパフォーマンスは競馬の歴史に残るものとなっています。

誕生とデビュー前の経歴

ロジクライは2013年に北海道安平町のノーザンファームで生まれました。誕生から1年以内に行われたセレクトセールで、久米田正明によって3,900万円（税抜）で落札され、育成はノーザンファーム早来にある林厩舎で行われました。このように、早期から期待を背負った存在であった彼は、栗東・須貝尚介厩舎に入厩しました。

2歳時の戦績

ロジクライは2015年9月12日に阪神で行われた新馬戦でデビューしました。このレースではエアスピネルに次ぐ3着と好スタートを切りましたが、その後の未勝利戦ではライアン・ムーアとコンビを組み、見事に初勝利を収めました。しかし、その後の千両賞では期待を背負うも4着と奮闘しました。

3歳時の活躍

2016年に入ると、ロジクライはシンザン記念で期待以上のパフォーマンスを見せました。このレースでは8番人気にもかかわらず、好位から抜け出してジュエラーをクビ差で抑え、重賞タイトルを獲得しました。しかし、次戦予定のスプリングステークスは左前脚の怪我により回避せざるをえず、その後、大きな骨折が判明し、長期休養に入ることになりました。

4歳時から5歳時の再起

復帰初戦となる元町ステークスでは7着に終わったものの、徐々にコンディションを整え、2018年1月の新春ステークスでは2着と健闘しました。その後、節分ステークスでの勝利を皮切りに、再び重賞に挑戦。富士ステークスではクリストフ・ルメールの騎乗のもと、堂々の1着、そしてレースレコードを樹立しました。

6歳から8歳の競走生活

2019年にはさらなる挑戦を続け、東京新聞杯や阪急杯での競走で混戦を繰り広げましたが、ついに高松宮記念では8着に終わりました。2020年と2021年は成績が振るわず、二桁着順が続く中、2021年にはエニフステークスを最後に現役を引退し、その後はヴェルサイユリゾートファームで種牡馬としての道を歩み始めました。

血統と背景

ロジクライの母、ドリームモーメントはイギリス産馬で、現役時代は美浦・勢司和浩厩舎に在籍していたものの、3戦未勝利という経歴を持ちます。また、彼の従兄弟には2017年のブリーダーズカップ・ターフを制したタリスマニックがいます。ロジクライの血統は、競走馬としての才能を受け継いでおり、これからもその血は新たな世代に引き継がれていくことでしょう。

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