ロビン・ロペス

ロビン・ロペス：コート内外で輝く異色のNBAプレーヤー

ロビン・バイロン・ロペス（Robin Byron Lopez）は、1988年4月1日、カリフォルニア州ロサンゼルスで生まれました。双子の兄であるブルック・ロペスもプロバスケットボール選手として活躍しています。

スポーツ一家に生まれて

ロビンとブルックは、スポーツ一家で育ちました。父ヘリベルト・ロペスはキューバの野球代表選手、母デボラ・レドフォードはアメリカの水泳代表候補というアスリート一家です。しかし、彼が5歳の時に父親は家を出ていき、それ以来会っていません。祖父がバスケットボール選手だった影響で、自身もバスケットボールを始めました。

高校・大学時代

高校時代は、兄ブルックと共にサン・ワーキン記念高校でプレーし、3年生の時にはアディダススーパースターキャンプのオールスターゲームでMVPを獲得。最終学年には、マクドナルドとパレード誌選出のオールアメリカンチームに選ばれました。

高校卒業後は、ブルックと共にスタンフォード大学に進学。1年目のシーズンにロビンは7.5得点5.5リバウンド2.4ブロックを記録しました。シーズン通算73ブロックは、同校のルーキー新記録です。2年目のシーズンには10.2得点5.7リバウンド2.3ブロックを記録し、オールPac-10とPac-10のディフェンシブチームに選出されました。ロビンとブルックの活躍で、同校はNCAAトーナメントのSweet16まで勝ち進みました。

大学では2シーズンプレーした後、2008年のNBAドラフトにアーリーエントリーしました。

NBAキャリア

2008年のNBAドラフトで、ロビンはフェニックス・サンズから全体15位指名を受けました。兄のブルックはニュージャージー・ネッツから10位指名を受け、一卵性双生児が同じ年に共に1巡目指名されるという初の快挙となりました。

その後、ニューオーリンズ・ホーネッツ、ポートランド・トレイルブレイザーズ、ニューヨーク・ニックス、シカゴ・ブルズ、ミルウォーキー・バックス、ワシントン・ウィザーズ、オーランド・マジック、クリーブランド・キャバリアーズと渡り歩き、2023年にミルウォーキー・バックスに復帰しました。

2019年には、ミルウォーキー・バックスで兄ブルックとの兄弟共演が実現しました。

プレースタイルと評価

ロビンのプレースタイルは、エネルギッシュで献身的なディフェンスが持ち味です。兄ブルックがオフェンスで力を発揮するのに対し、ロビンは豊富な運動量でディフェンスに貢献します。ダーティワークも厭わず、チームのために身体を張る姿勢が評価されています。オフェンス面では向上の余地があるとされていますが、持ち前の運動量と献身性でチームに貢献しています。

アニメーションへの情熱と日本への愛

ロビンは、建築家の叔母の影響で芸術にも興味を持ち、特にアニメーションへの造詣が深いことで知られています。元々NBA選手よりも映像関係の仕事に就くのが夢だったようです。また、大の親日家としても知られており、オフシーズンには兄ブルックと共に観光で日本を訪れています。ワシントン・ウィザーズに所属していた際には、試合会場に本田圭佑や香川真司のユニフォームを着て現れるなど、日本のメディアでも話題となりました。

ロビン・ロペスは、コート上での献身的なプレーに加え、アニメーションへの情熱や日本への愛など、多彩な魅力を持つNBAプレーヤーです。今後の活躍にも注目が集まります。

NBA個人成績

(成績は省略)

外部リンク

(外部リンクは省略)

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