ロブ・コルデマンス

ロビー・コルデマンス（Robbie Cordemans , 1974年10月31日 - ）は、オランダ王国南ホラント州スヒーダム出身の野球選手（投手）であり、台湾球界では柯德曼という登録名で知られています。

1996年のアトランタオリンピックを皮切りに、2000年シドニー、2004年アテネ、2008年北京と、数々のオリンピックでオランダ代表として活躍しました。また、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）にも2006年、2009年、2013年、2017年と複数回にわたり出場し、国際舞台でその実力を発揮しました。

2005年には、母国オランダのプロ野球リーグであるホーフトクラッセのDOORネプテューヌスでプレーし、2006年からはSV ADOに所属。2007年には、第1回WBCでの好投が評価され、台湾プロ野球の中華職業棒球大聯盟（CPBL）の統一ライオンズに入団しましたが、残念ながら短期間で退団し、古巣のSV ADOに復帰しました。

2008年にはスパルタ・フェイエノールトでプレーし、2010年からはL&Dアムステルダム・パイレーツに所属しています。

2011年には、第39回IBAFワールドカップでオランダ代表として優勝。ヨーロッパの国としては、1938年大会のイギリス代表以来73年ぶりの快挙となり、この功績を称えられ、代表メンバー全員に「サー」の爵位が贈られました。

2014年には、第1回フランス国際野球大会でオランダ代表が初代優勝国となり、同年開催された第33回ヨーロッパ野球選手権大会でもオランダ代表が優勝。チームは大会記録を更新する21度目の優勝を飾りました。

2015年には、「GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表」の欧州代表に選出され、第1戦に先発登板。2回を無失点に抑える好投を見せました。同年開催された第15回ワールドポート・トーナメント、第1回WBSCプレミア12にもオランダ代表として出場しました。

2016年にも、第2回フランス国際野球大会、第34回ヨーロッパ野球選手権大会でオランダ代表として優勝を経験しています。

2017年には、アメリカ遠征、第4回WBCのオランダ代表に選出。同年、イタリア代表との親善試合である「ヨーロピアン・ベースボール・シリーズ」にもオランダ代表として出場しました。

140km/h前後のストレートと、大きく曲がるスライダー、チェンジアップを武器とする先発投手であり、オランダリーグ、独立リーグ、台湾プロ野球での通算勝利数は200勝を超えるなど、豊富な経験と実績を誇るオランダ球界のベテラン選手です。

年度別投手成績
※2012年度シーズン終了時

背番号
19（2007年）

主な代表歴
1996年アトランタオリンピック
2000年シドニーオリンピック
2004年アテネオリンピック
2006年、2009年、2013年、2017年 WBCオランダ代表
2008年北京オリンピック
2011年IBAFワールドカップ
2014年フランス国際野球大会
2014年ヨーロッパ野球選手権大会
2015年ワールドポート・トーナメント
2015年WBSCプレミア12
2019年ヨーロッパ野球選手権大会
2019年WBSCプレミア12

外部リンク
Baseball-Reference (Register)
CPBL
Olympedia
* 侍ジャパン公式サイト

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