ロンドン大学シティ校

ロンドン大学シティ校：伝統と革新を融合した名門大学

ロンドン大学シティ校（City, University of London）は、イギリスの首都ロンドンの中心部に位置する公立大学です。1852年に設立された歴史ある教育機関であり、かつてはシティ大学と呼ばれていました。近年では、高い就職率と卒業生の初任給、そして質の高い教育プログラムによって、英国トップクラスの大学としてその名声を高めています。

実践的な教育と充実したキャリアサポート

ロンドン大学シティ校は、プロフェッショナル育成に特化した職業訓練コースやパートタイムコースを数多く提供しています。そのため、働きながら学業に励む学生が多く、学生全体の約半数が大学院に在籍するのも特徴の一つです。金融街シティに近接している地理的優位性を活かし、開講されているコースの3分の2以上が、関連専門職団体に認定されています。卒業生は、高い就職率と初任給を誇り、英国社会に大きく貢献しています。

歴史と伝統：著名な出身者と充実した学部構成

1852年、The Council of Legal Education (CLE)の設立を起源とし、1894年にはノーザンプトン・ポリテクニクとして設立されました。その後、1966年に大学として認可され、シティ大学へと改称。2016年にはロンドン大学に加盟し、現在の名称となりました。

その歴史の中で、数々の著名人を輩出してきたことは特筆に値します。特に、シティ・ロースクールは元英国首相であるマーガレット・サッチャー、トニー・ブレア、クレメント・アトリー、ハーバート・ヘンリー・アスキスをはじめ、マハトマ・ガンディーといった歴史的偉人を輩出しています。

大学は、シティ・ロースクール、ベイズ・ビジネス・スクール（旧キャス・ビジネス・スクール）、ジャーナリズム学部、School of Health & Psychological Sciences、School of Policy and Global Affairs、School of Science & Technologyの6つのスクールで構成されています。

ベイズ・ビジネス・スクールは、MBA課程や保険・アクチュアリー・海運・航空・不動産・ファイナンス分野において、英国、ひいては欧州を代表するビジネススクールとして高い評価を得ています。AMBA、EQUIS、AACSBによるトリプル・アクレディテーションを取得しており、その教育の質の高さが証明されています。

ジャーナリズム学部は、BBCや世界の主要ニュースチャンネル、新聞社、通信社などで活躍するジャーナリストを数多く輩出する名門校です。その教育水準は高く評価されており、ガーディアン紙のマイケル・ハン氏によって「ジャーナリズムにおけるオックスブリッジ」と評されるほどです。

キャンパスとアクセス

メインキャンパスはセントラル・ロンドンのイズリントンにあるノーザンプトン・スクエアに位置し、エンジェル駅をはじめ、ファリンドン駅、バービカン駅、オールド・ストリート駅からアクセスできます。その他、シティ・オブ・ロンドン、ホルボーン、スミスフィールド、ホワイトチャペルエリアにもキャンパスを展開しています。

教育と研究、そして社会貢献

160年以上にわたる研究の歴史を持ち、卒業生の就職率と給与は常に高い水準を維持しています。法律、ジャーナリズム、ビジネス・ファイナンス分野において高い評価を得ており、そのミッションは「教育、研究、そして知識をビジネスへ移転し、専門性でロンドンをリードすること」とされています。

ロンドン大学シティ校は、MBA協会、EQUIS、Universities UKの会員であり、国際的なネットワークを通じて世界に貢献しています。伝統と革新を融合させた教育機関として、これからもロンドンそして世界をリードする人材育成に邁進していくことでしょう。

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