ロータス・スーパーオフィス
ロータス・スーパーオフィスは、かつてロータス社（後にIBM）が開発・販売していたオフィススイートです。日本国外では「Lotus SmartSuite」という名称で知られていますが、日本では「スーパーオフィス」として販売されました。この名称の違いは、マイクロソフトのオフィス製品に対抗する製品であることを明確にし、その優れた点をアピールするための戦略でした。
ロータス・スーパーオフィスは、ロータスの主力製品である表計算ソフト「Lotus 1-2-3」を中心に、ワープロソフト「ワードプロ」(WordPro)、プレゼンテーションソフト「フリーランス」(Freelance)、個人情報管理ソフト「オーガナイザー」(Organizer)、関係データベース「アプローチ」(Approach)などを組み合わせた統合ソフトウェアです。1993年にLotus Windows Officeの後継として登場し、その後もバージョンアップを重ねました。
バージョンアップにおいては、競合製品であるMicrosoft Officeとの差別化を図るため、画面録画ソフト「スクリーンカム」、デスクトップ統合管理ツール「スマートセンター」、グループウェア「パーソナル・ノーツ」、インターネットブラウザ「Netscape Navigator」などを同梱していました。中でも特徴的な機能として、「インフォボックス」と呼ばれる設定画面がありました。この機能は、設定変更を即座に反映することで、作業効率を大幅に向上させるものでした。この革新的な機能は、後にMicrosoft Officeの「作業ウィンドウ」やOpenOffice.orgの「ナビゲータ」および「スタイリスト」にも影響を与えました。
1995年のIBMによるロータス社買収後は、IBMのロータスブランド製品として販売され、大手PCメーカーの製品に同梱されることもありました。しかし、マイクロソフトオフィスの普及が進むにつれて、市場での存在感は徐々に薄れていきました。IBMによる最後の製品は2001年に発表された「Lotus SuperOffice 2001」でした。その後、マイクロソフトによるWindows XPのサポート終了に伴い、スーパーオフィスと単品販売の1-2-3、オーガナイザーの営業活動は2013年9月11日に終了し、2014年9月30日にはサポートも終了しました。
しかし、日本では2004年以降、ソースネクストが「Lotus SuperOffice」の名称で販売を継続しています（サポートは日本IBM）。また、2007年から2013年にかけて、IBMはOpenOffice.orgをベースとした無料統合ソフト「Lotus Symphony」を配布していました。
ロータス・スーパーオフィスは、以下のアプリケーションで構成されていました。
ロータス 1-2-3: 表計算ソフト
ロータス・ワードプロ (Lotus WordPro): ワープロソフト（「アミプロ」 (AmiPro) の後継）
ロータス・フリーランス (Lotus Freelance): プレゼンテーションソフト
ロータス・アプローチ (Lotus Approach): 関係データベース
ロータス・オーガナイザー (Lotus Organizer): 個人情報管理ソフト
ロータス・スクリーンカム: パソコン画面動作録画ソフト
ロータス・スマートセンター: デスクトップ統合管理ツール
ロータス・ノーツ: 個人用ノーツ
Netscape Navigator: インターネットブラウザ
英語版（Windows版）の主なバージョンは以下の通りです。
1994年: SmartSuite 2.1 (Ami Pro 3.0、1-2-3 4.0、Freelance Graphics 2.0、Approach 2.0、Organizer 1.1)
1995年: SmartSuite 3.1 (Lotus 1-2-3 ver. 5、Approach 3.0, Ami Pro 3.1、Freelance Graphics 2.1、Organizer 2.1、ScreenCam 1.1) - Windows 3.11用
1995年: SmartSuite 4.0 (Windows 3.11)
1996年: SmartSuite 97 (1-2-3 97, Word Pro 97, Approach 97, Freelance Graphics 97, Organizer 97, ScreenCam 4.0 and SmartCenter) - Windows 95、Windows NT 4.0用
1997年: SmartSuite 4.5 (Word Pro 97 Edition for Windows 3.1) - Windows 3.11用
1999年: SmartSuite Millennium Edition (9.5) - (Organizer 5.0, Fastsite release 2, WordPro Millennium Edition, 1-2-3 Millennium Edition, Freelance Graphics Millennium Edition, Approach Millennium Edition, SmartCenter and ScreenCam)
2002年: SmartSuite Millennium Edition 9.8 （最終バージョン）
日本では、富士通のOASYS SuperOfficeに、このソフトウェア群のカスタマイズ版（ワードプロを除く）が搭載されていました。
Microsoft Office
Lotus Symphony
IBM スーパーオフィス 2001 - Japan（日本語）
Lotus SmartSuite（英語）
* ソースネクスト・ドットコム/文書作成ソフト/LotusSuperOffice
製品概要
ロータス・スーパーオフィスは、ロータスの主力製品である表計算ソフト「Lotus 1-2-3」を中心に、ワープロソフト「ワードプロ」(WordPro)、プレゼンテーションソフト「フリーランス」(Freelance)、個人情報管理ソフト「オーガナイザー」(Organizer)、関係データベース「アプローチ」(Approach)などを組み合わせた統合ソフトウェアです。1993年にLotus Windows Officeの後継として登場し、その後もバージョンアップを重ねました。
バージョンアップにおいては、競合製品であるMicrosoft Officeとの差別化を図るため、画面録画ソフト「スクリーンカム」、デスクトップ統合管理ツール「スマートセンター」、グループウェア「パーソナル・ノーツ」、インターネットブラウザ「Netscape Navigator」などを同梱していました。中でも特徴的な機能として、「インフォボックス」と呼ばれる設定画面がありました。この機能は、設定変更を即座に反映することで、作業効率を大幅に向上させるものでした。この革新的な機能は、後にMicrosoft Officeの「作業ウィンドウ」やOpenOffice.orgの「ナビゲータ」および「スタイリスト」にも影響を与えました。
1995年のIBMによるロータス社買収後は、IBMのロータスブランド製品として販売され、大手PCメーカーの製品に同梱されることもありました。しかし、マイクロソフトオフィスの普及が進むにつれて、市場での存在感は徐々に薄れていきました。IBMによる最後の製品は2001年に発表された「Lotus SuperOffice 2001」でした。その後、マイクロソフトによるWindows XPのサポート終了に伴い、スーパーオフィスと単品販売の1-2-3、オーガナイザーの営業活動は2013年9月11日に終了し、2014年9月30日にはサポートも終了しました。
しかし、日本では2004年以降、ソースネクストが「Lotus SuperOffice」の名称で販売を継続しています（サポートは日本IBM）。また、2007年から2013年にかけて、IBMはOpenOffice.orgをベースとした無料統合ソフト「Lotus Symphony」を配布していました。
構成要素
ロータス・スーパーオフィスは、以下のアプリケーションで構成されていました。
ロータス 1-2-3: 表計算ソフト
ロータス・ワードプロ (Lotus WordPro): ワープロソフト（「アミプロ」 (AmiPro) の後継）
ロータス・フリーランス (Lotus Freelance): プレゼンテーションソフト
ロータス・アプローチ (Lotus Approach): 関係データベース
ロータス・オーガナイザー (Lotus Organizer): 個人情報管理ソフト
ロータス・スクリーンカム: パソコン画面動作録画ソフト
ロータス・スマートセンター: デスクトップ統合管理ツール
ロータス・ノーツ: 個人用ノーツ
Netscape Navigator: インターネットブラウザ
バージョン
英語版（Windows版）の主なバージョンは以下の通りです。
1994年: SmartSuite 2.1 (Ami Pro 3.0、1-2-3 4.0、Freelance Graphics 2.0、Approach 2.0、Organizer 1.1)
1995年: SmartSuite 3.1 (Lotus 1-2-3 ver. 5、Approach 3.0, Ami Pro 3.1、Freelance Graphics 2.1、Organizer 2.1、ScreenCam 1.1) - Windows 3.11用
1995年: SmartSuite 4.0 (Windows 3.11)
1996年: SmartSuite 97 (1-2-3 97, Word Pro 97, Approach 97, Freelance Graphics 97, Organizer 97, ScreenCam 4.0 and SmartCenter) - Windows 95、Windows NT 4.0用
1997年: SmartSuite 4.5 (Word Pro 97 Edition for Windows 3.1) - Windows 3.11用
1999年: SmartSuite Millennium Edition (9.5) - (Organizer 5.0, Fastsite release 2, WordPro Millennium Edition, 1-2-3 Millennium Edition, Freelance Graphics Millennium Edition, Approach Millennium Edition, SmartCenter and ScreenCam)
2002年: SmartSuite Millennium Edition 9.8 （最終バージョン）
その他
日本では、富士通のOASYS SuperOfficeに、このソフトウェア群のカスタマイズ版（ワードプロを除く）が搭載されていました。
関連項目
Microsoft Office
Lotus Symphony
外部リンク
IBM スーパーオフィス 2001 - Japan（日本語）
Lotus SmartSuite（英語）
* ソースネクスト・ドットコム/文書作成ソフト/LotusSuperOffice
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