ロード・ウォリアー・ホーク

ロード・ウォリアー・ホーク（Road Warrior Hawk）

ロード・ウォリアー・ホークは、1957年9月12日、アメリカのミネソタ州ミネアポリスに生まれた本名マイケル・ジェームズ・ヘグストランド（Michael James Hegstrand）というプロレスラーです。彼はプロレスの世界でその名を轟かせ、特に「ロード・ウォリアーズ」というタッグチームで知られるようになりました。このチームは、共同パートナーのロード・ウォリアー・アニマルと共に、アメリカ及び日本のプロレス界で数々の成功を収めました。特に日本では、ホーク・ウォリアーという名でも親しまれています。

来歴

ホークはミネソタ州で育ち、地元の高校からレスリングを始めました。1983年にはカナダのNWAオールスター・レスリングで「クラッシャー・フォン・ヘイグ」としてデビューし、当初はヒール（悪役）として活動していました。その後、ジョージア・チャンピオンシップ・レスリングにおいて、かつての友人であるジョー・ロウリネイティスとコンビを組み、「ロード・ウォリアー・ホーク」と名乗りました。この時、ブッカーのオレイ・アンダーソンの提案で、彼らは「ロード・ウォリアーズ」という名のタッグチームを結成しました。

1980年代には、このチームはプロレス界のトップに君臨し、AWAやNWA、WWFなどの団体でタッグタイトルを数多く獲得しました。また、ホークはシングルマッチにおいても力を発揮し、1990年にはリック・フレアーが持つNWA世界ヘビー級王座に挑戦しました。その後、1992年には新日本プロレスでパワー・ウォリアーとともに「ヘルレイザーズ」という新たなタッグチームを結成し、IWGPタッグ王座を獲得します。この時期、ホークはドイツ・オーストリアのCWAにも遠征し、CWA世界ヘビー級王座を獲得するなど、国際的な成功も収めました。

1994年にはECWにも登場し、シェーン・ダグラスと対戦するなどその活躍は多岐にわたりました。しかし、ホークのキャリアは2003年に突然終止符を打たれます。彼はフロリダ州の自宅で心臓発作により亡くなり、その享年は46歳でした。2011年には、アニマルと共にWWE殿堂入りを果たし、名コンビとしての功績が讃えられました。

得意技

ホークのリングでの存在は、彼の得意技に裏打ちされています。その中でも、タッグチーム用の合体技「ドゥームズデイ・デバイス」は特に有名で、パートナーが相手を肩車し、ホークがコーナーから飛び降りて攻撃するスタイルが印象的です。また、フライング・ショルダー・ブロックやミリタリー・プレス・スラム、フィスト・ドロップなど様々な技を駆使し、観客を魅了しました。

獲得タイトル

ホークは数多くのタイトルを獲得しました。WWFでは2回の世界タッグ王座を獲得し、またWWE殿堂にも名を刻むこととなります。ジョージア・チャンピオンシップ・レスリングではNWAナショナル・タッグ王座を3度獲得するなど、彼のキャリアは見事な栄光に満ちています。

ホークの人生は、プロレスの世界での成功と共に多くの挑戦で彩られていましたが、彼の足跡は今もなお多くのファンの記憶に生き続けています。

もう一度検索